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ジョッキー45º情報刊(26号)

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
先週末の馬券はいかがだったでしょうか?

ウマママンの馬券ですか?
そりゃ土曜日は小倉競馬場なら、1Rから4Rまで印で単勝4連勝するなど、12R中6勝してました❗❗ドヤッ😤

ただ、【印】だけはね…

馬券で買えたなら、大儲けだったんですがね🤣
馬券は買えてませんでした❗❗❗😭
ただ調子が上がってきただけに意識は高く!
馬券はめげずに頑張りましょう!

そして、G3の東京新聞杯は皆のヒーロー

🙌田辺裕信騎手が勝利🙌

流石、田辺裕信騎手というように
不利と言われた外枠からでも豪快に決めてくれましたね!

ただ、これで重賞では1番人気が13連敗という異常事態なだけにちょっと気になる所ですが。

それでは、今週のラインナップはこちら!

●春のG1前の重賞追い込み組
●障害レースこそ、馬券は旨い
●スポットライト・ジョッキー
【松岡正海騎手】

今週はこの時期のG3・G2競走での勝利し、春のG1戦線を狙う騎手を独自の目線でピックアップ。

あとは、敬遠されている障害レースをウマママンが見付けた狙い方と特徴をご紹介していきます!
どうぞよろしくお願い致します。

●重賞での春のG1を狙う者

この時期の冬競馬ではG1などのハイグレード競走を中心に活躍する馬の調整期間であり
春のG1での活躍を目指す馬にとっては実戦で実力と経験、名声・賞金を重ねて春のG1に備える時期ではありますが、

それは騎手にとっても同じ事

昨年の秋競馬期間で持ち馬がある程度決まっている騎手ならば、この冬競馬の期間というのはケガ無く、無事に乗り切れれば良い期間でもあり、そこまで燃えるような闘志は全面に出しません。

じゃあ、逆にこの時期に燃える騎手というのは「持ち馬が居ない騎手」

この冬競馬の重賞で、優勝して賞金を加えて春のG1戦線への足がかりとし、勢いを付けたものならば騎手としては次走の鞍上も約束され、G1に出走するとなれば
それは誰でも喉から手が出る程、羨ましい話。

だからこそ、この期間というのは
G1への境界線に立つ騎手にしては、重要な期間なだけに燃えてる騎手を独自の目線でピックアップしてみました。

昨年見えた初制覇に燃える栗東のホープ

坂井瑠星騎手

昨年はG1レースでも何回も騎乗し、チャンピオンズカップでは人気薄でも3着になるなど奮戦し、実力の成長を見せた若手有望株の1人ではあるが、持ち馬という点では
確実視されたのは1頭も居ないだけに、この冬競馬での成績は非常に大事。

内容云々によっては裏開催のローカルでの騎乗になるだけに、ここで春のG1に名乗りを上げる1頭を自身の騎乗で演出したいハズ。

今年は背水でもある勝負の1年

吉田隼人騎手

意外な事かと思いますが、吉田隼人騎手もここは勝負に出ていて、勝ち負けと内容が求められている時期でもあります。

確かに吉田隼人騎手は白毛の牝馬「ソダシ」が持ち馬としていますが、その調教師でもある須貝厩舎とは、昨年の菊花賞辺りから不穏な空気となっていて、
それ以降は武幸四郎厩舎を中心に活躍しているが、この狭い競馬界では調教師とのケンカ別れなど、僅かな不信感を周囲に抱かれただけでも大きなダメージとなる。

この後の活躍を続ける為には、やはりG1での活躍が必須条件となるだけに、ソダシ以外の持ち馬を求めているので、今回は勝ち負けと内容に拘ってレースに挑む。

そろそろ本格的なG1での勝ち負けの為に

浜中俊騎手

通算1000勝以上の騎手で、今のところ
持ち馬が手薄でG1レースと呼ばれると難しいのが浜中俊騎手。

昨年もG1にそこそこ出走するが、G1で勝ち負けになれるまでの馬には巡り会えず、2019年の日本ダービーのロジャーバローズ以来
勝利の美酒から遠ざかっているだけに
今年は再びという思いは強そう。

ここで1頭でも次のG1に繋がるような馬を勝ち上がらせて、見事なシンデレラストーリーで狙うは再びのG1制覇を目指したい。

★ちなみに、他で気を付けたい騎手として上げるのは

●横山武史騎手
●クリストフ・ルメール騎手
●福永祐一騎手

横山武史騎手もクリストフ・ルメール騎手も昨年などの活躍からでも、お手馬はそこそこ揃っている上に、実力もあるために
よほど賞金加算や勝利でG1を目指したいという熱意を感じない限りは
この時期はそこまで本腰を入れて本気に熱くなる要素はあまり無いと思います。

福永祐一騎手は、懸念材料としたのが病み上がりという点。
昨年の香港での落馬事故で負傷して、予定より早めの復帰が叶ったとはいえ
本格的な春シーズン前のこの時期は、どちらかというならば、騎乗感覚の確認などの調整がメインなハズ。

流石に本気で騎乗するのはリスクが高い気がするので、ちょっとこの時期は評価を少し下げてみたいところです。

●障害レースこそ、旨い!!

日本の競馬では3種類のレースがあり、
1番メインで行われているのがダートや芝で単純に1着を争うのが【平地競争】
北海道でソリを引いて競争する【ばんえい競争】
そして、JRAで平地競争と同じく行われているのが障害を飛び越えて競争する【障害競争】があります。

平地競争とは違う魅力の詰まった、人馬の絆が試されるのが【障害競争】になります。

・ジョッキーの手腕と絆が試される

【障害レースのジョッキーは調教が上手い】というのを聞いたことありますか?
障害レースを走る以上、ジョッキーには馬を巧みに乗りこなし、上手にコンタクトが取れないといけません。

何故、そこまで乗りこなせないといけないのかというと、
障害レースと平地競争での大きな違いとなるのが「飛越(ひえつ)」するという事。

障害レースは走りながら近づいた障害物を飛び越えて競争するのが特徴で
それをクリアしてレースするためには馬の能力もさることながら、鞍上に居るジョッキーの手腕が重要となってきます。

ジョッキーの手綱さばき1つで、飛越のタイミングや良し悪しが決まり、それが後に
レース結果に大きく関わってきます。

たからこそ、レース前の調教でもジョッキー自身が馬とコンタクトを取り、調教するのがよく見られています。

ジョッキー自身が調教に乗る事で、馬の調子の良さを知り得ているので、素直にタイムやコメントで評価出来るのも1つ、ポイントにはなります。

また、障害レースでは1頭の馬が長く活躍するため、持ち馬が出来るとそのコンビで約3年は活躍するので、強いコンビは抑えた方が今後に役立ちそうです。

・調教が結果になりやすい

競馬の予想で、平地でのレースを観ていると
「めちゃくちゃ調教悪かったのに勝つのかよ!」とか、
「なんであれだけ調教良かったのに飛ぶの?」とか経験あるかと思います。

ですが、障害レースでは調教で走れないのはホントに走らないし、調教が良かったなら人気薄でも走ります。

こちらは先日の2/5の小倉4Rの障害戦の結果

勝ったのは石神騎手の4番人気ですが、調教の方も他の平地レースでの競走馬以上に
仕上がった上に「変身注」という好評通りに走ってくれました。

結構、障害レースでは調教の良し悪しで
内容などが左右されるので
調教を観て馬券を買う人からすると平地レースよりも調教で買って勝てる確率は、結構上がりますし、騎手も少ないことから基本的に少頭数な為、狙いやすいという利点もあります!

・穴馬のロマン

障害レースは調教で買う派でもオススメ出来ますが、穴党にも嬉しいレースでもあります。
平地レースと違い、調教通りに走ってくれるのもありますが
レース中に一度でも馬のやる気が削がれれば飛越が出来なかったり、飛越後の着地に失敗して競走中止になるなどのリスクもあります。
無事に走りきって、全馬ゴールして貰うのが1番の願いではありますが、そういう事も起こります。
実際に柴田大知騎手のG1初制覇の時も、落馬事故で初制覇が舞い込んで来ました。

また、障害レース自体の注目度が低いのでオッズが過度に偏ったり、意外な買い目が高配当に化けるなんて事も多いです。
だから勝てるような調教してる馬が、単勝万馬券に化けたり、若干の荒れ決着でも思わぬ高配当になったりするのも、障害レースの特徴です。

ただ、障害レースは長距離で障害による落馬のリスクも高いので競走中止によって、返還無しの可能性が平地競走の約7倍のリスクもあるので、そこは理解していただくようお願いします。

・障害レースでの注目騎手

障害レースで、注目して欲しい騎手をウマママンの目線で選びましたので
馬券選びなどでも参考にしてもらえると幸いです!

昨年の障害リーディングジョッキー

森一馬騎手

昨年は障害レースでのリーディングジョッキーに輝き、10勝あげて2着も20回と安定感抜群の信頼性の高い騎手。

森一馬騎手の代表馬として有名なのが
メイショウダッサイ。
G1レースの中山大障害を制覇するなど
一昨年と昨年はこのコンビで重賞で大活躍しただけに今年も期待したい。

オジュウチョウサンの主戦騎手

石神深一騎手

障害レースで昨年は惜しくもリーディングジョッキーとはならなかったが、森一馬騎手と並んで10勝を挙げた騎手の1人。

石神深一騎手の代表馬となれば、障害戦の名馬「オジュウチョウサン」
障害最強馬の背中を知る1人として、得られた経験値は計り知れないだけに調教などのコメントも素直に信頼したい1人。

障害レースの有名人

高田潤騎手

障害レースと言えば思い出す人も多いのが高田潤騎手。

昨年は大病からの復活もあり、勢いも衰え知らずではありますが、高田潤騎手は
小倉で行われるG3「サマージャンプ」では4年連続で制覇するなど、小倉では敵無しの最強騎手。

また、福島でも活躍してるのが多いので
この2場で調教も上がってるなら是非とも抑えたい1人。

クールなポーカーフェイス

五十嵐雄祐騎手

個人的にオススメしたい騎手なのが、五十嵐雄祐騎手。
ここ数年は落馬事故での負傷などに泣かされていますが、実はJRA賞を4度も獲得しているポーカーフェイスな名手。

6星占術では勝負強い金星人プラスという事もあり、人気が堅くても薄くても突然勝ち負けまでに持ってこれるセンスがあるので
悩んだ時に一枠使ってみたい騎手です。

ちなみに、五十嵐騎手は田辺裕信騎手と仲が良く、同郷・同期で占術も同じです。

障害レースは、そもそもの番組数が少なくて3場開催でのローカルがメインだったりするので、あまり目立たないかもしれませんが
平地レース以上に馬券でも妙味があったり、平地とは違う魅力があったりします。

ちょうど、冬の小倉は障害レースが盛んな時期でもあるので
是非とも1度、観て・買ってみてください!

障害レースは平地の馬券で負けてる時に
気分転換でも良いので観てると、普段と違う景色に刺激され、一生懸命に頑張る騎手と馬の姿に励まされますので
精神的にもオススメします。

●スポットライト・ジョッキー

今週のスポットライト・ジョッキーは
不屈の闘志を秘めたジョッキー

松岡正海騎手

生年月日 1984/7/18
身長 162.9cm
血液型 B型
星座 かに座
出身地 神奈川県
競馬学校19期生

神奈川県出身の松岡正海騎手ですが、他の騎手のように競馬に憧れたり、騎手一族という感じでは無くて
ごく普通の一般家庭で育ち、競馬に関わる事といったら、父親が競馬ファンという位で
競馬は観ていて好きで
小学2年生頃から「騎手になりたいな」と感じていたそうですが、ある意味
F1レーサーなどのように【成れたら良いな】位の憧れの対象というだけだったそう。

少年時代は乗馬などはせず、本気で取り組んでいたのは好きだった【野球】で
神奈川の選抜チームに入るなど運動神経の良さは折り紙付き。
しかしながら、野球でプロの世界は遠いものだと段々分かり始めて来ていて
競馬学校の試験を受け、騎手になるのを決めたのが中学3年の頃。

ギリギリまで野球に打ち込んでいたので、競馬学校の試験には、持ち前の運動神経一つだけ。
一応、中学2年から体重管理をしていた位だったが、無事に一次試験は合格。
二次試験で始めて、馬に騎乗すると

【他に乗ったことの無い、変わった乗り物】

と表現しようが無い感覚になったそうだが、無事に二次試験もクリアし、
晴れて競馬学校19期生として騎手としての門下を叩く

同期生には、石橋脩騎手が居る

実際に競馬学校に入学すると、改めて乗馬をしていたかどうかの差は肌で感じ、騎乗成績も下の方で苦労していたが
自分の騎乗に自信が付くキッカケとなったのが競馬学校2年生でのトレセン実習。

調教で跨がらせて貰って、競馬学校では成績が振るわなかった自分の騎乗でも追い切りでは上手に馬を扱うことが出来ていた事で

「乗馬」では確かに劣る部分はあるが、
【追い切り】ならば自分の方が上手い。

という自信が不思議と湧いてきた。

馬に乗って巧みに操る【乗馬】と、勝負の世界で走り、息遣いや仕掛け所でスパートをかける【競馬】での分野の違いから
それ以降、騎乗不足にコンプレックスは感じる事は無かったそう。

2003年に競馬学校を卒業し、美浦の前田禎厩舎所属騎手として3月1日の中山競馬12R
プラチナウィングでデビュー。

その頃、所属していた師匠の前田禎調教師からは【レースはスタートをしっかりしろ】と教えられた以外にも、技術面以外の指導として【身を粉にして働け】と教わり

松岡正海騎手は、その教えを守り、
毎朝、厩舎に来るのは1番早くに来て準備をし、最後まで後片付けをして1番最後に厩舎を出る。
そして、気配りは雑にならないように
文字通り「身を粉にして」働く松岡騎手に前田禎調教師は1年目でも良い馬を用意して
他厩舎にも乗せてもらうよう頼むなどしていて、
成績は1年目こそ年間11勝止まりだったが、翌年は年間28勝と飛躍を見せ、夏競馬では函館競馬場で特別レースで勝利を収めるなど小さな歩みでも確実に成長する姿は見せていた。

3年目となった2005年には2月13日のG3 ダイヤモンドステークスで10番人気のウイングランツで待望の重賞初制覇を果たす。
そして、この年の桜花賞で初のG1騎乗を経験するなど重賞での騎乗も増やすようになり
最終的には年間49勝をマークする。

そして、4年目の2006年4月1日にはJRA通算100勝目を達成するが、この頃から
松岡正海騎手としてはまだまだ【何か】足りない部分があると感じていた。

それを見付けるために、世界を体感するために。6月12日から3ヶ月間の海外出張という形でアイルランドへ旅立った。

当時のワールドスーパージョッキーズシリーズでも来日していたアイルランドの名手、マイケル・キネーン騎手の紹介もあり
アイルランドの名門【ジョン・オックス厩舎】で修行する運びとなり、現地のレースには2レースだけ騎乗したが
それ以上に自分の観ていた世界の狭さに衝撃を受けてしまう。

日本でも成績も残し、下手では無いにしろ、ある程度は乗れると自信は持っていたのだが、
アイルランドでは自分のように乗れる騎手はゴロゴロ居て、尚かつ自分より年下でも自分以上に上手に乗れていた騎手も多かった事にショックは受けたが、マイケル・キネーン騎手からアドバイスとして【情熱】という事を教えられ、

どんなに頭が良くても、センスが抜群であっても唯一、人から教えて貰えないのが【情熱】

たとえ、どんなに劣っていてバカにされようと
情熱さえあれば、上手になろうと必死に苦しい練習でも境遇でも立ち上がって前に進める。

情熱を持った者こそが成功する。

そのマイケル・キネーン騎手が言った【情熱】と、ここでも師匠の言っていた【身を粉にして働く】事を心に刻み
アイルランドでは休みを返上して、毎日馬に乗り、競馬場でレースを観るという
充実した生活を送った。

3ヶ月後の9月に帰国し、国内での騎乗を再開した松岡正海騎手は明らかに修行以前とは気魄が違っていた。

帰国後にG2のスワンS・京王杯2歳Sを制すると、翌年の2007年にG3京成杯・オーシャンSと活躍し、
この年の皐月賞では15番人気のサンツェッペリンでハナ差の2着と奮闘すると、

5月13日のG1 ヴィクトリアマイルでは12番人気のコイウタで差し切り、G1初制覇を果たし
この年は年間64勝を挙げている。

2008年からは交流重賞などで遠征する地方競馬でのエキストラ騎乗も【経験】として積極的に騎乗していて、特に地元でもある南関東には一般レースでも騎乗しに行く事があり
この年、園田競馬場で行われたJBCスプリントではバンブーエールで交流重賞初制覇も果たしている。

更に2009年の天皇賞・春では、前走の日経杯でアルナスラインの2着となったマイネルキッツに騎乗し、日経杯2着でも12着という低評価を覆してアルナスラインも下して天皇賞を制覇。

この年は大井競馬場で行われた東京盃もバンブーエールでの制覇も含め
中央重賞4勝・地方重賞2勝と、どちらでも活躍する姿が目立っていた。
更にこの年の12月7日に、フジテレビ系列の競馬番組「スーパー競馬」のリポートもしていたタレントの杉浦美帆さんと結婚。
この日に入籍・挙式・披露宴を全て行った。

2010年には自身初となる年間100勝を達成するなど、109勝を挙げて全国リーディング4位になり、公私ともに充実し
名実共にトップジョッキーとして認められ始めていたのだが

2011年からはケガと戦い続けていた。

2011年は8月に左腓骨を骨折し、それが治った11月には右鎖骨を骨折。
年内療養後の2012年1月5日に復帰し、京都金杯をマイネルラクリマで約1年ぶりとなる重賞制覇を果たすが、続く12Rで競争中に落馬してしまい左足関節内果骨折・左手関節捻挫でまたもや戦列からの離脱を余儀なくされる。

戦列に復帰してはケガで戦列を離れてしまう中で、2016年にはある1頭と出会う。
その馬の名はウインブライト。

松岡正海騎手が「この馬には俺しかいない」という程、松岡騎手と息がピッタリとはまり新馬戦から主戦を務め、2019年にはウインブライトとのコンビで
中山金杯・中山記念を制覇すると、香港シャティン(沙田)競馬場での国際G1【クイーンエリザベス2世カップ】で優勝し、年末の【香港カップ】でも優勝するなど国内外で活躍する姿を見せていた。

しかし、2020年2月8日の東京6Rで落馬し、左大腿骨骨折という大怪我をしてしまう。
度重なるケガによる治療の影響もあるのか、骨のデキが良くなく、普段よりも長期の離脱を余儀なくされてしまうが
同じく休養していたウインブライトが天皇賞・秋に出走するという事で
大腿骨骨折の手術を2回も受けていた
自身のケガを押して、天皇賞・秋で復帰。

12月に香港カップでウインブライトと共に出走し2着となり、ウインブライトは引退。
松岡正海騎手もケガの経過が良くなく、再び休業に入り、3回目となる手術を行った。
流石のケガの治療の長さから、松岡正海騎手も精神的に後ろ向きだったが
競馬に対する【情熱】が再び後押しをし
2021年11月6日の東京競馬7Rから再び復帰し、今も乗り続けている。

そんな松岡正海騎手。

石橋脩騎手や丹内祐次騎手などと一緒に
元騎手で競馬評論家の坂井千明氏が行う勉強会【千明会】のメンバーの代表格でもあって
マイネル軍団の主戦騎手としても活躍している。
更に、JRAの競馬学校の入学CMには1期下の川田将雅騎手と一緒にCM出演している。

また、温厚で人付き合いが上手という事でも有名で、若手が近寄りにくかった蛯名正義騎手を「キャプテン」と呼んで、怒られなかったり
1期下の藤岡佑介騎手などからは、競馬学校で唯一優しい先輩として「仏の松岡」と崇められていた。

過去から観ても、髪型や髪色をアレンジしていて、蛯名正義騎手の引退式にはスーツに金髪というホストのような出で立ちで登場し
あっという間に話題をかっ攫っていった。

競馬以外にも、多方面に趣味を持っていて、
JRAの黛騎手や調教助手の南田・西塚氏と共にバンド「ノビーズ」として活躍していた事もある。

また、独身時代は「キャバクラは日本の宝!」という程のキャバクラ好きで、お金に執着しなさすぎた結果
当時の担当税理士に、「松岡さん、もっと賞金稼がないと税金が払えなくなる」と忠告される程だった。

更に、子供の頃からの趣味でもある野球も好きで横浜ベイスターズのファン。
JRA東西野球大会では東チームの投手として完投してMVPに輝くなど野球の実力は折り紙付き。

そして、一部の間で松岡正海騎手が有名となったのがJRAが2010年に公開したキャンペーンムービー

【CINEMA KEIBA/JAPAN WORLD CUP】

という荒唐無稽な異種格闘技戦のような競馬レースに何故か松岡正海騎手だけが実名で参戦し、二足歩行の3冠馬「ギンシャリボーイ」に騎乗している。

決して平坦で無く、ケガと戦いながらも競馬と向き合ってきた松岡正海騎手。

その根底にあったものは、やはり

競馬に対して消えない【情熱】

アイルランドでの修行中にマイケル・キネーン騎手から教えられた【情熱】は松岡正海騎手を動かした原動力となり
今の松岡正海騎手の原点となっている。

度重なるケガで一時は引退というのがよぎる日もあったが、その松岡正海騎手を踏みとどまらせたのは、
正に競馬に対する【情熱】であり、引退した蛯名正義騎手や西田雄一郎調教師などから「来年は松岡に乗って欲しい」という【情熱】があったからこそ。

その内に燃える情熱が消えない限り、鞭は置けない。
不屈の精神で情熱を燃やす男、松岡正海の騎手人生はまだまだ燃え上がる。

来週のスポットライト・ジョッキーは

光るいぶし銀と名馬を知る騎手

北村宏司騎手

にスポットライトを当てていきます
よろしくお願い致します🙇

~あとがき~
今週もお読み頂き、ありがとうございます🙇

スポットライト・ジョッキーであげた松岡正海騎手ですが
まさかここまで色濃い人だとは…ある意味
好きになりました🤣
めちゃくちゃ応援したくなりました!📣

あとは、障害レースはマジマジと見ると意外にも見応えのあるレースなので
是非とも1回観て欲しいです!!
それとWIN5ですが、上振れ3回からの下振れとなると、今週はゾーンに来る匂いがめちゃくちゃします。
犬で無くても感じるレベルで気になります!

そんなところで、また来週もよろしくお願い致します❗
皆さんの競馬ライフが素晴らしいものとなり、的中馬券とWIN5の女神が微笑み
幸せでお財布も潤う週末となる事をお祈りしております!
今週も頑張りましょう💪❗🔥🙌

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