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チャンピオンズカップ(GI)とプールマギュール

月末月初は忙しいのですが、特に12月は大変で今回はブログ更新の準備がままなりませんでした。しかも今日は家に帰ってないというありさま……。出先からの更新になります。

そんなわけで結果発表ホワイトボード無しですが、先週はブログ上で宣言したとおりの馬が来た結果になりました! ただキタサンを頭にしたのは失敗だった……

買い方が悪くて、結局戻ってきたのは100円だけ買っておいたシュヴァルグランの単勝のみ。なんとか1330円の払い戻しをゲットでした。

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というわけで今日のワインは1300円くらいのこいつ。

プール・マ・ギュールというチリ・イタタヴァレーのワインです。名前はフランス語で、おもいっきり直訳すると「私の口のために」、つまり自家消費のための、という意味になってます。ただしgueuleという表現はスラングで用いることが多い特殊なニュアンスの単語ですので注意。

今回このワインを選んだのは、このワインを地質学の権威であるペドロパッソという方が作っているからです。チリで最高の土地を探して立ち上げたワイナリーなんだそうですよ。今日の競馬、チャンピオンズカップはJRAでは年に二回だけのダート(芝生ではなく、土でできたコース)のGIですから、今日は土壌のことを意識してワインを飲んでみることにしました。

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チリワインだけど、ミディアムボディでデリケート、果実味中程度でとてもミネラル感のある味わいです。ミネラルと聞くとシャブリで知られるキンメリジャンの石灰岩が有名で連想しましたが、このワインは古生代の花崗岩土壌の畑のブドウで作られてるそうです。花崗岩とはなんぞや。マグマが固まってできる「火成岩」の一種で、主に石英と長石からできているそうです。うーん、すでによくわからん。高校時代に地学とか勉強した人には常識なのかもしれないけど、私はこのあたりの知識がすっぽり抜けていて何にも知らないんですよね。

手元のワインの本に、ワインの味わいについて「土壌と、下層土と、気候要因の組み合わせが、ブドウの実の生育状況に影響を与える、それがひいてはワインの味を左右する」とはっきり書かれています。しかしどんな土壌のどんな要因が、どうワインに影響を与えているのか、という明確なデータはなかなか無いようです。花崗岩の持つミネラル分は、水に溶けてブドウの根から吸収されるという説もあれば、されないという説もある。吸収はされないけど、ブドウの根の生育には影響するという説もあります。うーん、素人が答えを出せる話じゃなさそうだな……。

とりあえず今日は花崗岩質土壌の名前だけ覚えておくことにしましょう。ちなみにチリ以外だと花崗岩土壌の代表は北ローヌ地方。そしてこのワインで使用されるブドウ品種はサンソー、カリニャン、シラーとやはりローヌ系の品種なのでした。勉強になった! ありがとうシュヴァルグラン! (↓参考文献)

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さて今日はかなり混戦のダートGIチャンピオンズカップ。絞るのが難しいですが、広げて買うとたぶん当たっても小さくなりそうなので、こういう時は腹をくくって一本勝負にしましょう! こいつだ!

◎ 1 コパノリッキー

朝11時点で単勝10倍以上ついて、複勝でも4倍くらいはいきそうです。能力的にも申し分なく、小回りの内枠は有利でしょう。

では来週は大好きな2歳GIです。土曜日更新できなくてごめんなさい〜。

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