トラブル

たぶん、多くのひとが同じ状況にいるのではないか、と疑っている。

ら大学卒業から社会人まで、大きな挫折なく、人生を費やしてしまった。

将来の夢、って、本当に夢だと思ってた。

お花やさん、画家、音楽家、アナウンサー、など、数々の夢を描いてきたけど、

それを叶える努力をしてこなかった。

夢は夢として、それ以上でも以下でもないと思っていた。

なんとなく働き始めた今、恥ずかしながらようやく、生き方について考えている。
どんな職業で食っていくかって、人生の成分の中でかなり大切な部分なのだ、と今更認識している。

あれこれやりたいことって思いつくけど、今いる環境を捨てて挑戦する勇気が出ないし、いちど捨てたら後戻りできない不安に襲われている。

挑戦はかなりリスクがある、って当たり前のように言われてるけど、
私は疑問に思ってる。
やりたいこと、どんどん挑戦できる環境って、必要じゃないかな。
いまの世の中、お金がなくちゃ何もできない。
多くの会社員は、挑戦したくても挑戦できなくて、今日も漠然とした不安を抱えて眠りにつくのではないか。

会社員至上の社会は終わった。
会社は、守ってくれない。
会社はより自社の魅力をアピールして働き手を探す必要があるし、我々も、もっと自分の市場価値を明確に打ち出していく必要がある。

これからくる環境は、一概に今より人に優しいとはいえない。
自分の魅力をアピールできない人には、仕事はなくなるだろう。
実力主義がより広がるだろう。

もし、実力主義とは違う方向の未来があるとすれば、人はより真剣に地球の環境問題と向き合うべきだ。
人類がもっと真剣に向き合うべきは、我らを生んだ自然である。
将来長きにわたり、我々の子孫が地球により長く住むために必要なこと、そのことに真剣に向き合えば、答えは自ずと見えてくるはずである。
そして、今目の前にあるトラブルが、とても小さく思えてくるだろう。

トラブルの一番の原因は、現状として生活していくのに必要不可欠なお金の生み出し方を、わたしがよく知らないということである。
大局観だけでは食っていけないのである。