まとめ:Google広告の「目標広告費用対効果」入札戦略について

Google広告の自動入札戦略の一つ、「目標広告費用対効果」入札戦略について以下にまとめる。

本ページの引用元は全て下記ページ。
「目標広告費用対効果」入札戦略について -Google広告ヘルプ

目標広告費用対効果とは

目標広告費用対効果とは、広告に投じた費用に対して獲得したいと考えるコンバージョンの平均値(たとえば収益額)です。

「目標広告費用対効果」入札戦略とは

目標広告費用対効果では、指定した目標広告費用対効果でコンバージョン値を最大化できるように、入札単価が自動的に調整されます。

「目標広告費用対効果」を利用する前提条件

目標広告費用対効果に基づく入札をキャンペーンで使用するには、過去 45 日間にコンバージョンを 20 件以上獲得している必要があります。
検索キャンペーンは例外で、過去 30 日間にコンバージョンを 15 件以上獲得する必要があります。機械学習アルゴリズムが十分なデータに基づいて入札単価を設定できるようにし、最大限の成果を得るには、過去 30 日間に 50 件以上のコンバージョンを獲得していることが推奨されます。

「目標広告費用対効果」の仕組み

Google 広告は、レポートに記録されたコンバージョン値(コンバージョン トラッキングが記録した値)を使用して、今後のコンバージョンおよび関連する値を予測します。その後は、目標値と同等の平均広告費用対効果の達成を目指しながら、コンバージョン値を最大化できるよう上限クリック単価を設定します。
検索ネットワーク キャンペーン、検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)キャンペーンの場合、Google 広告はこの戦略を使用しているすべてのキャンペーンで、目標値と同等の平均広告費用対効果の達成を目指します。

・広告費用対効果:コンバージョンごとに異なる。
・全体:費用あたりのコンバージョン値が設定した目標広告費用対効果と同等になるように調整される。
・例:目標広告費用対効果を 500% に設定した場合
└これを達成しながらコンバージョン値を最大化するために自動的に入札単価が調整される。
└広告オークションでの掲載結果を改善するため、入札単価の調整には、デバイス、ブラウザ、地域、時間帯などのリアルタイムのデータが使用される。

入札単価制限

Google 広告の入札単価の自動最適化が制限されるため、目標広告費用対効果の入札単価制限を設定しないことをおすすめします。

「目標広告費用対効果」入札戦略の設定

「目標広告費用対効果」入札戦略で使用される「コンバージョン」と「コンバージョン値」は、[コンバージョン列に含める] 設定で [コンバージョン] 列と [コンバージョン値] 列に「含める」設定にしたコンバージョンのみに基づいて、最適化されるとのこと。

ヒント: 入札するコンバージョンを選択する
[コンバージョン列に含める] 設定では、各コンバージョン アクションをレポートの [コンバージョン] 列と [コンバージョン値] 列に含めるかどうかを指定できます。目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果、eCPC などの入札戦略では、これらの列のデータが使用されます。つまり、お客様の入札戦略は、「含める」ように設定したコンバージョンのみに基づいて最適化されます。詳細

ディスプレイ ネットワーク、動画キャンペーン、検索キャンペーン、ショッピング キャンペーンのデバイスをまたいだコンバージョンは、デフォルトで含まれます。

広告グループの目標

標準とポートフォリオの両方の入札戦略に広告グループの目標を適用できます。ポートフォリオ入札戦略を使用すると、キャンペーン、広告グループ、キーワードを、1 つの目標に沿ってまとめて最適化できます。一方、標準の入札戦略を使用すると、各広告グループに対して個別の目標を設定できます。
なお、個別の広告グループに対して目標を設定する必要がない場合は、ポートフォリオ入札戦略で掲載結果を改善できることがあります。

・仮説:上記を読む限り、「ポートフォリオ」入札戦略の方が良さそう。
・理由
 -キーワードも最適化の対象になるため
 -「目標広告費用対効果」入札戦略で最適化する場合、広告グループ毎に目標ROASを変更することは、現状では基本的になさそうなため。

平均目標広告費用対効果とは

・平均目標広告費用対効果とは、利用の入札戦略において最適化の基準として使用されていた広告費用対効果の平均値のこと。
・指定期間中に目標広告費用対効果に加えた変更を加味して平均化したもの。
・故、設定した目標広告費用対効果とは必ずしも一致しない。
・平均目標広告費用対効果を使用すると、特定の期間に入札戦略の目標となった広告費用対効果を測定できる。
・期間を変更することで、その期間に入札戦略がどのような基準で最適化されたかを把握できる。

まとめ:「目標広告費用対効果」は利益最大化に適した入札戦略の可能性あり

・アフィリエイト目的で広告を配信する場合、コンバージョンがある程度蓄積されていれば、利益最大化のために、「目標広告費用対効果」入札戦略は有効な可能性がある。
・「目標コンバージョン単価」「コンバージョン数の最大化」入札戦略よりも、「目標広告費用対効果」の方が、目的である利益額の最大化を達成しやすいのではないかと思った。

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