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突然お腹が痛くなった話①

衝撃的だった事は覚えておきたい。でも記憶とは実に曖昧なものである。よって、新鮮ホカホカなうちに記しておく事とする。

2020年7月16日(木)仕事は休み。娘に朝ごはんを食べさせ学校へ送り出す。午後からネット回線工事に業者が来る事になっていたので、午前中に外出等の用事をすませなければならない。シャワーに入り身支度をして、洗濯機を待ちながらトマトを食べた。とんでもなく急にハマった湯むきしたトマトをだし汁に浸す大人びた食べ方だ。

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前日会社の帰り「八百屋」と呼ぶに相応しい店で箱で買ってきた。夜はオリーブオイルに浸しブラックペッパーヒマラヤ岩塩をかけて食べた。トマト三昧万歳と思いながら食べた。

食べてる最中、お腹の右下に違和感を感じた。特に気にするほどではない。それよりも知らぬ携帯番号からの着信があり、もしや今日の業者かと出る。「これから行きたい」と。午後の予定だったし、息子がシャワーに入ったばかりだったので、「11時からにしてください」とお願いをした。

シャワーから上がった息子に「11時に来るってー」と叫び、そこら辺を片付けていた。なーんかお腹痛いなぁーと思いながら。

息子と予定変更だねーなんて話しの中、お腹が痛いと告げると、「便秘だ!便秘!水飲め!」と諭され水を飲む。

この、息子が「便秘だ、便秘だ!」というのには訳があり、①息子の友達が夜中腹痛で救急車で運ばれたら便秘だった。②妹(すなわち私の娘だが)部活の遠征中、熱中症で病院へ運ばれたら便秘だった。

と言うこの2点からの「便秘だ」なのである。なもんだから、私も痛がりながらも便意カモン!!щ(゚Д゚щ)とずっと考えていたのである。

しかし、もうこの頃には結構痛くて動きたくない程になっていた。甘えもあり息子に洗濯物を干してもらう。そうしてるうちに、いつの間にやら、痛い痛いと床に転がっていた。

そのうち、回線工事の業者がやって来た。この時もう私は対応出来ないからと息子にやっといて!と丸投げし、オフトゥンに横たわった。

確かに波はある。ただMAX痛いが5000なら、引き波の時は1000だ。痛くない時0として。だから、ずっと凄く痛いのだ。時折吐き気も襲う。トイレまで走れそうもない。バケツセットを用意。バケツ越しのSixTONESを撮った(まだ時折の余裕はあった)

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工事をしている間、「痛い痛い」と言う私の泣き声は聞こえなかったのか?結構唸っていたし暴れてもいた。きっと不審に思っただろう…申し訳ない。

工事も終わり、何度も救急車呼ぶよと言われたが、まだ便意を待っていた。

「でももう自分で車運転して病院行くのは無理じゃない?」と言われ「ムリだね」と答えると、電話するねと。

「110?119?」バカに付き合ってられるほど余裕は無い。とりあえず、短パンはやめとけと言われ、長いスウェットに履き替える。保険証と、スマホと、財布を弁当袋のような小さなバックに入れ息子に渡し、すぐ近くの消防署から、けたたましい音が響いているのを聞きながら、私は床に転がっていた。「ああ、来るな」もう何も考えられてなかった。

②へ続く

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