NHKマイルカップ(2023年)予想

前日時点で一番人気の単勝オッズが6倍前後を推移。さらに雨の予報もどのくらいの重馬場になるかは現時点では読みきれない。確たる軸馬が不在の上、乗り替わりやルメール騎手不在と荒れる要素しかない混戦模様。

東京1600mという条件は基本的に紛れの少ないコースであると考えている。では、なぜNHKマイルカップは荒れるレースなのか?もちろんクラシックの谷間に存在することや、同舞台で行われるような前哨戦がないこと等、様々な条件の上で荒れているのだろう。一方で、後々になって振り返ってみたとき中穴で馬券になっているような馬はその後、重賞で活躍していることが多い。いわゆるこの時点では評価されていなかった実力馬ということである。
一方、超大穴で馬券に絡んでいる馬はどうして馬券になったんだ?と後々でも理解できない馬が多い。もちろん、血統、枠、騎手、展開、理由を探せば何かは出てくるだろうが、そんなもの後づけに過ぎない。別にそういった激走はこのレースに限ったことではないのだが、荒れるレースという印象が一際強いだけに理由なき穴馬の激走というものは是が非でもケアしたい。というわけで、今回は三連複の三列目を総流しという予想を放棄した買い方で挑む。そうでもしなければ拾えない馬券というものは必ずあるのだから。

◎⑦セッション
○④ショーモン
▲⑩オオバンブルマイ
⭐︎⑤シングザットソング

結果的にアーリントンカップ組と心中する形になってしまった。そもそも、アーリントンカップで距離短縮したら狙いたいと考えていたセッションの単勝をしこたま持っており、かなり悔しい思いをした経験から冷静な判断ができていない可能性は大いにある。完全に引きずってしまっていることを自覚の上で予想をしているのだから非常に偏った考え方なのはまちがいない。そもそも道悪を走った反動が短いローテーションでどうかという懸念もあるが、主要トライアルが全て道悪だったし。と、都合良く目を瞑ることした。

そのアーリントンカップだが着差は僅差であり、上位3頭の力量に差はないと感じるが、距離短縮と鞍上自身がミスと認める条件が重なった上で2着のセッションに引き続き一番魅力を感じる。
前述したこの時点で注目されていなかった実力馬という点でも一致する可能性は大いにある。クラシック候補だった馬の距離短縮初戦の重賞で2着は先々明るいのではないか。そう思いたい。また団野騎手の継続騎乗も心強い。前走の負けの原因は自分と言い切るのだから思うところは人一倍であろう。

▲⑩オオバンブルマイは外差し傾向の強いこのレースでは4ヶ月ぶりだった前走よりパフォーマンスを上げてくる可能性は大いにある。そもそも出遅れた朝日杯で7着という負けしかないのだから実績だけ見ても上位だ。ただ、馬体の小さな馬が道悪で激走して中2週というのがどうにも不安である。反動というものが出た場合、脚質的にも後方のまま案外ということがあっても不思議ではない。

そういうわけで○④ショーモンである。こちらは馬場が悪くなれば悪くなっただけ良いタイプで、セッションと同じような競馬をしてくれるだろうという点と相手なりに走るタイプであろうという2つの願望から相手とした。外枠有利、外差し傾向という点とは真逆の馬なのだが、そもそも道悪のNHKマイルというのがあまりないので、求められるものが例年と真逆になってもおかしくない。というかそうでないと私は困る。そうであってくれ。そんな願いから印をまわした。

⭐︎⑤シングザットソングはハイレベルの桜花賞で積極的にレースをしてシンリョクとライトクオンタムに挟まれた7着。これは素直に評価したい。元々、桜花賞まで評価していなかった同馬だったが、前走を見てこれは普通に強いのではないか?となった。ただ元々は出遅れて後方からすごい脚を使うという馬が、前回前々で競馬できてしまったことで乗り方は難しくなりそう。吉田隼人騎手に手が戻るので恐らく末脚を活かす乗り方に戻してくるのではないかと個人的には考えているが…そうなるとピンパーになりそう。まぁどちらにせよ、楽しめそうな馬に変わりはないということで単穴として評価した。桜花賞ではなくクイーンC→NZTというローテーションでここに望む内枠の牝馬2頭より人気していないなら個人的には断然こちらを狙いたい。

三連複フォーメーション
⑦→④⑤⑩→全通り 42通り各200円

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