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こういう店こそ、これからの街には必要なのに...

昭和感覚で話をしてはいけないのかもですが、やっとこういう下町感覚が、今の若者にも浸透してくる感じがしそうな 所謂 "風の時代" に入ってきたのに、もう少しのところで閉店するお店があります。

このご時世、ありがちな話でしょ...ってことでもなく、
COVID-19 という奴のせいじゃないんですよね。
僕の地元、奈良市にある老舗の書店と老舗の回転焼屋さん。

どちらも今月(10月)いっぱいでの閉店。
僕らの時代には老若男女問わず、世代問わずお世話になったところだと思います。
まあ、閉店するお店自体はいっぱいあるんでしょうけど、実はどちらも同級生の実家だったりします。
「そりゃ、あなたには思い入れもあるでしょう」って言われればそれまでなんですが、本当にどちらのお店も地元民には人気のあった店だったんです。

https://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/fa5e09e7253d9f113f67ddbff71aaea1

まずは豊住書店。
上のリンクを覗いてもらえたら、どんなお店だったかはすぐにわかります。
創業205年の、老舗中の老舗な本屋さんです。
先も言いましたがコロナではなく、店主が亡くなって、歴史書の専門性が強いお店は後継がいなく、致し方なくの閉店。

次は、夫婦饅頭、浪花屋さん。
浪花屋が屋号なんですが、地元では夫婦饅頭が通称になってます。というか、
浪花屋では誰も分からないと思います💦

元々、小西通り商店街という所でお店を構えてたんですが、立ち退きで20年前に近所の別のところに引っ越ししたんです。都合50年やってました。

回転焼きというおやつですから、駅近な立地も相まっていつも行列で、僕の時代は一個60円でしたので、学校帰りとかに食べたし、仕事帰りのサラリーマンとか近所のお母さん達もおやつに10個とかお持ち帰りは当たり前でした。

なにせ店主は友達のお父さんなので、この写真は今年の春に寄せてもらった時ですが、こんな感じで雑談して帰るいい場所でした。
ちなみに、僕の事はイガグリ君と呼ばれてました🤣
丸坊主でしたので...(^◇^;)

先日閉店を知って、同級生のグループLINEで話題にしたら、ほぼ誰も知らなかったらしく、急遽近所の友達たちが買いに行ってアップしてくれました。

コメントは一部だけですが、結構な数の思い出話を語ってました。
本当にみんな、この饅頭にはお世話になってたので思いも一入っすね!

豊住書店の方は、どちらかというと教科書の類でお世話になった人が多数いて🤣そんなのも含め、LINE上で思い出話に花が咲きました。

***

こういう、チェーン店みたいに品揃えとか良いわけじゃないお店ですが、独特のつながりがある個人店の良さは、ここ最近は逆に盛り上がってきてますよね!
だからこそ、もうちょっと頑張って欲しかったなぁ〜なんてワガママを言って見たりして、困らせるわけにはいかないですよね。
深く考えた結果の判断。
しかしの結果。

僕達が今1周?いや、2周⁉︎ 回って地元を思う気持ちと、もうすでにきている僕達の子供世代のこれからに思うところが色々な1日でした。

どちらのお店も、その当時本当にお世話になりました。
お疲れ様でした。
ありがとう。

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