有馬記念各馬分析③エタリオウ

【③エタリオウ】
父ステイゴールドの産駒は有馬記念通算4勝。現役種牡馬としては最多の記録を誇っている。エタリオウ自身今年の日経賞で道中少しハミを取ったりとチグハグな内容ながらもしぶとく脚を使い2着とこの舞台への適性面は十分にある。そのレースは前半こそかなりスローな展開になったが、後半5Fは58秒9とかなり速い流れだった。持続的に脚を使わされる流れは例年の有馬記念とも合致する。前半でもそのような脚をある程度使えるかが鍵となりそうだが、菊花賞2着馬でステイゴールドなら十分スタミナは兼ね備えている。前走前で競馬をしたことが今回に生きそうだし、馬体重が戻れば内枠からしぶとく3着くらいに残っても不思議はない。もともと調教は動くタイプではなく、最終追い切りも見栄えは決してよくなかったが。しっかり負荷を直前までかけられるのは体調がいい証でしょう。母ホットチャチャはG1・Qエリザベス二世チャレンジCの勝ち馬。もう一段階よくなる母系で完成は来年になりそうだが、今年も穴として残してもおもしろい1頭となりそうだ。

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