【週末回顧録】このまま負けてなるものか！（9月2日・3日）

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。

「未来の馬券の的中は振り返りから！」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。土曜・日曜で気になったレースをピックアップ。さっそくやっていきましょう。

＜土曜日＞

■札幌1R　2歳未勝利

・ピューロマジック（1着）
同日の2勝クラス・知床特別より0秒3速い勝ちタイム。スローで逃げたことによりペースの負荷が小さくて済んだのは側面はあるものの、上がりもまとめていて優秀な内容だったと思います。

■札幌11R　札幌2歳S

セットアップが逃げ切り。先週末の札幌芝はあまりにもタフになり過ぎて、条件戦は後ろで脚を溜めようとしても溜まらないような馬場に。結果、ポジションを取ったもん勝ちになる馬場だったように思います。体力のない2歳も同じで、後ろから脚を伸ばそうにも物理的に無理な馬場だったような気がします。とにかくタフな戦いでした。

ということで次走注目馬はガイアメンテ。脚はあまり速くないかもしれませんが、出遅れて外をぶん回して進出するというのは、いささか負荷の大きいレースでした。オッズ次第にはなりますが、内回りの2000mとかでもう1回見てみたいですね。

■新潟10R　赤倉特別

・ニシノレヴナント（4着）
ネロ産駒だけど長距離砲という異色の1頭。追走の様子を見る限り2000mは短そうですね。距離延長でどうでしょう。

＜日曜日＞

■札幌8R　3歳上1勝クラス

・ライツフォル（4着）
母父エンパイアメーカーなので、揉まれるのを嫌った鞍上が内からのしをつけて逃げる形に。ただそこで脚を使った分、ラストに垂れたという内容でした。未勝利を勝ったときのタイムは優秀なので、外枠を引ければすぐに勝ち上がりそうな。

■小倉9R　西日本新聞杯

・プレジールミノル（2着）
日曜日の小倉芝は兎に角外差しに。メインを含めて土曜日と傾向が違っていて、前日予想派の方は苦しかったかもしれません。
そんななか、逃げて残したプレジールミノルは評価できる内容。これまでは左回り1200mでしか走れないイメージがあったのですが、ここにきて力をつけているのかもしれません。
今回の走りがフロック視されるようなら、次走もオッズ的には狙い目になるんじゃないかという気が。

■新潟11R　新潟記念

・サリエラ（7着）
3歳馬ノッキングポイントが差し切って勝利。以前も触れたことがありますが、この馬の追走スピードのレンジって中距離馬ですよね。中盤ラップに12秒台がないとドボンなので、クラスが上がったマイル戦だとキツくなっていたような気が。

1番人気のサリエラは伸び切れず7着。馬場が荒れた最終週の最内枠、小さな馬体のこの馬にとっては厳しかったかもしれません。シルクの1番人気馬って、去年もカーペンタリアが最内枠で人気を裏切っていましたし、そんなパターンにハマった感じが。
それにこの馬、揉まれるのも良くない気がします。全姉のサラキアもいつも外からすっ飛んできたイメージがあります。外枠替わりでもういっちょどうでしょうか。

■小倉11R　小倉2歳S

9Rでも触れたように日曜日の小倉は外差しになっていました。結果から見るとこのレースも外差し決着。アスクワンタイムはファンタジストやボンボヤージの全弟。このきょうだいはとにかく小倉の1200mで走りますよね。もう1頭、藤原厩舎にアスクメークシェアという全兄がいるのですが、この馬も小倉1200mに出てきたときが狙いになるかもしれません。

位置を取りにいった馬はかなり負荷がかかったと思うので、次走以降はもう1回見てみても良いと思いました。

■新潟12R　雷光特別

個人的な千直適性を測る指標である「上がり600m31秒台」をクリアした馬が2頭も出るちょっと気になるレースでした。しかもこれをクリアしたアポロルタとフロスティクォーツは内に切れ込みながら脚を使っていたのもポイント。千直適性は高いんじゃなかろうかと。
次走が千直でない可能性も高いので、次走チェック馬にはしませんが、ちょっと名前を憶えておきたい2頭です。

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