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【週末回顧録】このまま負けてなるものか!(9月30日・10月1日)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。

「未来の馬券の的中は振り返りから!」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。土曜・日曜の競馬で気になったレースをピックアップ。さっそくやっていきましょう。

<土曜日>

■阪神11R 西宮S

・チャンスザローゼス(6着)
ここのところ内回り・小回りのコースを使って着外2本。薔薇一族のエピファネイア産駒ですし、直線の長い大箱の方がいいのではという気も。

■中山11R 秋風S

・クルゼイロドスル(7着)
前半600mが12.4-10.9-10.9と10秒台を2本刻む流れに。ここで動いて番手を取りに行った分だけ少々しんどくなったように見えました。展開負けの感あり。東京なら1400mとかの方がいいような気もします。

ただひとつ気を付けておきたいのは、今年の3歳世代はマジで短距離でやれてない傾向にあること。

6月からスプリンターズSまでの芝1000-1600mの3勝クラス以上における年齢別の成績を近3年分それぞれ出すとこんな感じに。ちなみに短距離が対象なのは、この時期の中長距離組はみんな菊花賞に向けて同世代でやりあっているからです。

▼2023年
3歳【1-2-4-32】
 勝率2.6%、連対率7.7%、複勝率17.9
4歳【21-16-16-146】
 勝率10.6%、連対率18.6%、複勝率26.6%
5歳以上【16-20-18-278】
 勝率4.8%、連対率10.8%、複勝率16.3%

▼2022年
3歳【3-4-4-17】
 勝率10.7%、連対率25.0%、複勝率39.3
4歳【9-11-9-123】
 勝率5.9%、連対率13.2%、複勝率19.1%
5歳以上【24-21-23-290】
 勝率6.7%、連対率12.6%、複勝率19.0%

▼2021年
3歳【4-5-4-21】
 勝率11.8%、連対率26.5%、複勝率38.2
4歳【15-12-9-103】
 勝率10.8%、連対率19.4%、複勝率25.9%
5歳以上【17-19-24-295】
 勝率4.8%、連対率10.1%、複勝率16.9%

過去2年に比べて明らかに23年世代は成績が悪いんですよね。もちろん斤量の影響なんかもあるのでしょうが、少なくとも上級条件においては過去2年と同じように3歳上げで考えるのは少々危ないのかな、と。

クルゼイロドスルについてはあと1回だけ様子を見て、そこでダメなら少し見切り気味に考えてみてよいかもしれません。

■阪神11R シリウスS

帝王賞4着のハギノアレグリアスが格の違いを見せるかのような快勝。岩田望騎手も上手に乗っていたように思います。GIだともうワンパンチ足りない感はまだ否めないものの、交流重賞路線なら今後も上位級でしょう。

期待していたカフジオクタゴンは行き脚がつかず砂を被って終戦…。ダート長距離は地方の小回りのみなのでもう少し受難は続きそうです。メチャクチャ砂の重い船橋・ダイオライト記念とかでどうでしょう。

<日曜日>

■阪神1R 2歳未勝利

・プエルタセクレタ(8着)
ダートが合わなかったというより、終始外に張り付かれて嫌気がさして止めてしまったように見えました。砂血統なのは間違いないのでもう1回ダートで見てみたいですね。

■阪神7R 3歳上1勝クラス

・サトノクローク(4着)
これまでの戦績どおり、シンプルに渋った芝が良くない感。良馬場なら見直せると思います。

■阪神10R 堺S

・セイクリッドゲイズ(3着)
・カズプレスト(6着)
1-3着馬の4角位置取りはそれぞれ11番手、9番手、7番手。見事なまでの差し差し決着に。ただセイクリッドゲイズは直線で前が詰まるシーンがありました。あそこがスムーズならもう少し際どい勝負になっていたような。

カズプレストは逆に先行しながらよく残したのではなかろうかと。これは直線平坦のコースの方がいいかもしれませんね。京都は普通に良さそうな感。

■中山11R スプリンターズS

4角で先に動いたママコチャがマッドクールをハナ差振り切って勝利。あの仕掛けを見た平石は絶対に最後脚が上がると思っていたので、最後まで押し切ったのを見てひっくり返りそうになりました。

ナムラクレアは結果的に最内がアダに。内有利のバイアスが騎手の頭にあるので、外から殺到されるのを嫌がり、ラチを手放して外に出したら今度はそこでメイケイエールの徹底マークに遭うことに。

去年のジャンダルムや一昨年のシヴァージは人気薄だったので、展開決め打ちで内枠の利だけを享受しましたが、人気馬だとなかなかどうして乗り方が難しいですね。

■パリロンシャン4R 凱旋門賞

スルーセブンシーズ(4着)
エースインパクトが外から突き抜けて快勝。距離の不安もなんのその。めちゃんこ強かったですね。同馬は今年6戦目なので、恐らくこれで年内は休養になると思います。JCもBCもさすがに参戦はなさそうな気が…。

そして来年現役続行かどうかはなんとも。仏ダービーと凱旋門賞を同一年にぶち抜いたフランス馬は2003年のダラカニ以来。そのうえ仏ダービーが2100mになってからは初。
これだけで種牡馬入りした時の金看板になることは間違いないので、ひょっとしてこのまま引退もあるのか…? などとも考えています。

日本調教馬スルーセブンシーズは惜しい4着。残り200mでピッチを活かして突き抜けるかと思いましたが、ラストで脚が止まってという内容でした。このあたりは予想記事で危惧したとおり。ドリームジャーニーの回転力で走るタイプなので、長い直線だと最後に息切れしてしまうということでしょう。

逆に言えば直線の短い、回転力&機動力優位のコースだと世界トップクラスにあるということ。有馬記念でお会いしましょう。

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