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【週末回顧録】このまま負けてなるものか!(5月13日・14日)

お世話になっております。UMAJIN編集部員の平石です。

「未来の馬券の的中は振り返りから!」ということで、先週末の競馬を振り返っていくこの企画。土曜・日曜で気になったレースをピックアップ。さっそくやっていきましょう。

<重賞>

■ヴィクトリアマイル

安田記念馬ソングラインが内から差し切って勝利。終わってみれば安田記念馬→GI3勝馬→2冠牝馬で決まったわけですからある意味この上なく順当に決まったのかもしれません。

ラップを見てみると1000mの通過が58.5で上がり600mが33.7。去年が58.0→34.2なので中盤でしっかりめに緩んだ様子がうかがえます。テン3Fは今年の方が速かったので、ロータスランドの鞍上・横山典騎手はテンをきっちり主張して、ポジションを取り切ったらペースを落とすというお手本通りの逃げでしたね。

ソングラインにとっては去年の安田記念と同じようなラップバランスになったのがプラスだったような気がします。1回緩んだうえでのマイルでの瞬発力勝負が大好物なので、実績ある流れになったのは良かった感あり。

ソダシにとってはもう少し流れてくれた方が良かったのかもしれません。マイルCSと同じく緩んでの瞬発力勝負はこの馬にとってはあまり歓迎できる流れではありませんでした。

スターズオンアースはまさかの先行策。ポジションが取れてしまうあたりがこの馬のセンスの良さなのですが、本質的には中距離馬なのでああなるとラストの伸びを欠いてしまうことに。後ろから中距離馬としての瞬発力にかけるやりかたもあったと思いますが、1番人気だとなかなかそれもしづらく。しかも内枠でしたしね。ちょっと乗り方が難しいところがあったのかもしれません。それでも力は見せましたし、大箱の中距離なら普通にGIで勝ち負けです。

2番人気のナミュールは伸び切れず7着。スタート直後の不利も痛かったですかね。ソダシが内に切れ込んだ動きよりも、クリノプレミアムが外に出そうとした動きとソダシに驚いたルージュスティリアが内に飛んできた動きのタイミングが重なったのがこの馬にとっては致命的でした。このあたりは450キロそこそこしかないサイズに泣いた感じもありますね。

ソダシの内斜行はそこまで悪質だったかと言われるとなんとも……。玉突き式に影響が大きくなった感はありましたが、あれくらいの内斜行はなくはないレベルにも見えたので。

牝馬の場合、春先の大レースというのがここくらいしかないので適性外の条件に使われて失敗した馬を次走以降でサルベージするのは有効な作戦かと。明らかに距離が長そうだったナムラクレアや反対に追走がしんどそうだったスタニングローズ、ワンターンは守備範囲外のクリノプレミアムあたりがその候補になりそうです。

■京王杯スプリングカップ

レッドモンレーヴが外から差し切り重賞初勝利。蛯名厩舎も初の重賞タイトルとなりました。1着馬から15着のロードマックスまでが1秒0以内の着差に収まっているので流れひとつでごそっと変わるレースだったのかなという印象です。

<土曜日>

■京都3R 3歳未勝利(牝)

メイショウノブカ(1着)
加速ラップを4角13番手からブチ抜いて勝利。上がり3Fも次位に1秒差をつける抜けた性能を見せつけました。ロベルト4×3のシルバーステート産駒なのでいかにも内回り向き感。秋華賞の大穴候補としてストックしておきたい感じです。

■京都7R 4歳上1勝クラス

ロードラスター(7着)
1200mの前後半分割ラップが35.4→33.3ってなんなんですかね……?

後ろを走っていた馬にとっては物理的にノーチャンスのレースでしたが、その中でもずっと外を回していたロードラスターをピックアップ。むしろよくここまで追い込んだ感じです。次走で人気を下げるようなら嬉しいですね。

■京都10R 上賀茂S

サンライズアリオン(6着)
そら(カシュカシュの仔が外から被されたら)そう(やる気をなくして4角手前で手応えが怪しくなる)よ、おーん。

外枠を引いたときか自身の外に積極先行型がおらず簡単に外2を取れそうな並びの時に買いましょう。カシュカシュなので京都が合わないことはないはずです。

■東京12R 4歳上2勝クラス

レオカクテル(7着)
東京ダ1600mの外枠ということでレオカクテル的にはこの上ない条件だったはずですが、時計が速かったのが辛かった。このコースの良馬場で力の要る条件なら見直せるはずです。

<日曜日>

■新潟3R 3歳未勝利

オボッチャマ(3着)
3角でおかしな挙動になりポジションを下げる格好に。久々の左回りが影響した? 改めて次走見てみたいところです。

■東京10R 青竜S

ユティタム(1着)
稍重とはいえ1分35秒8は速いですね。上がりも35.3でケチの付けようがないという。ケチを付けるとすれば前半が流れたときにどうなのかというところくらいですが、それでもユニコーンSの有力候補であることに間違いないでしょう。個人的にはJDDだと嬉しいかなという感じもしますが。

■新潟11R 弥彦S

オヌール(4着)
今回が1年以上の休養明け。そのうえ、併用調教がメインの友道厩舎が坂路でしか乗っていなかったので、次走以降が狙いなのかしらと思っていたのですが、いやいや普通に力を見せました。叩いた上積みはあるでしょうから、次走以降も大箱で狙いたいところです。

<こちらも要チェック!>

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