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脱戦車

僕らは心があるでもそれがバレると標的にされるんだ。

だから無機質みたいなふりをかたどるしかなくて
そう
身を守るための術は今のところこれしか思い付かなくてだからひにくな出来上がりになっちゃって

それが成功したようなでもほんとのことを顕したらキラリと光るメロディーに鋭くえぐるような言葉がならんでしまった。

だけどだけども
やっぱりそれが本心をあらわしているから
みんなが受け入れて称賛してくれるのだろう。

君のふこうとわたしの不幸がたまたま重なっただけなのかもしれないけど。

皆が褒めてくれて自身に代わった
いや、自身なんか微塵もなくて
もしかしたらただ世の中に巻かれているだけなのかもしれない。

いずれ また。
そう確信してしまうだろう

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