見出し画像

保育園見学記

先日、保育園の入園申し込みを出した。
2ヶ月ほどの間、ずっと頭の隅には保育園のことがある状態だったので、とても清々しい気持ちである。清々しいあまり、申し込みを出した日の夜から体調不良で動けなくなった。ようやく回復して今、これを書いている。

息子の保育園について本格的に考えだしたのは6月だった。そこから2ヶ月の間にバタバタと10園(1歳からしか受け入れていない園も含む)を見学して、結局0歳では認可2園と認可外1園に希望を出すことにした。

保育園見学はなかなか楽しく、有意義だったと思う。
コロナ禍では見学がなくなったりオンラインになったりしていたそうだけど、やはり現地を歩かないと分からないことが多い。実際の広さとか、清潔感とか、空気感とか。

実際、見学してから価値観が変わった部分もある。

見学を始める前は、とにかく園舎が広くて子供が走り回れることが大事だと思っていた。今もその点を重視しているのは変わりないけれど、許容範囲がかなり広くなったと思う。ビルのワンフロアのような小さな園でもOK!※3畳くらいのスペースに赤ちゃんと保育士さんがギュッ…となって過ごしているなど、見ていてウッとなるレベルの狭さの場合は除く
むしろそういう園だと保育士さんと園児の間で密に愛着関係ができている様子が見られ、それはそれで良いなと思うようになった。まあ子供、あるいは親とめちゃめちゃ相性が悪い保育士さんが登場した瞬間に詰む可能性があるが…。

それよりも重視するようになったのが、"変な教育をしていない"ことだ。
あるのだ、「うちでは英語教育をやってます!」と言って蓋を開けたら、保育士さんが「7月は〜?ジュラ〜イ!」とかやってるだけという園が。乳幼児にイマイチな英語を叩き込むくらいだったらいっそやらん方がマシだと思う。

保育園で教育プログラムをやるべきともやらないべきとも思っていなくて、やっているかどうか自体が園を選ぶ基準になることはないのだが、変なことをやっている可能性があるなら候補からは外すかな、という感じ。たとえば英語なら、ネイティブand/or英語教育の技能を持った人が教えていますということでなければ、その園はやめておこうか、という判断にしている。

当然だが、これは保育士さんが悪いのではない。保育と教育は別の技能であって、保育のプロに対して教育もやれと言うのが無茶なのである。そして、保育士さんはその無茶にこたえるに値する報酬をもらえているとは言いがたい。その状況でやってる教育……質って大丈夫ですか?となるのは当然の感覚ではないかと思う。

まずは待遇改善を、そしてできれば幅広いスキルを持った保育士さんの育成をと言ってもその分を保育料に転嫁されると保護者だって生活が厳しくなるので、国の補助を増やしてほしいと切に願う。大袈裟でなく国の存亡に関わることだと思うんですよね。これは何の話ですか?

とりあえず、2ヶ月間の保活(この言葉好きじゃないんだけど、保育園入園に向けた一連のアクティビティを端的に表す言葉が他になくて困る。〇〇活って言葉がそもそも嫌いなので早く廃れてほしいと思う)はいったんおしまい。
とはいえ、希望を出したどの園も0歳児クラスに空きがなく、年度内はどこにも入れない可能性が高いため、秋に1歳での入園申し込みも出す予定。
いつ、どの園に決まるのかは分からないけれど、最終的に息子が安心して通える園に決まると良いなと思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?