心霊スポットだらけの街、池袋



東京都豊島区に存在する繁華街、池袋。

そこは普通ではあり得ないほどの心霊スポットが集結している。



東京の副都心エリアで新宿、渋谷に並ぶ繁華街の池袋。

代表的なランドマークである高層ビル、サンシャイン60が有名だが、その周辺では兵隊の霊が出たり、人によっては頭痛や吐き気を訴える人が後を絶たない。

これには残酷な歴史的背景が存在し、

サンシャイン60は巣鴨プリズンの跡地だったのだ。



都市伝説好きには常識のような話かもしれないが、ここは元々「東京拘置所」と呼ばれていたのだが、日本は第二次世界大戦に敗戦しアメリカの支配下に置かれると東京拘置所はGHQに接収され「スガモプリズン」という名称に変わった。


大戦直後、巣鴨プリズンは1800人程の戦犯が収容され、
1948年、極東国際軍事裁判により東条英機元内閣総理大臣をはじめA級戦犯7名の死刑が執行された。

逮捕されたA級戦犯の中には生物兵器の開発を行う731部隊を率いた安倍首相の祖父、岸信介もいたのだが、のちに無罪として釈放された。

それからBC級戦犯の52名が絞首刑に処された。


ある都市伝説ではサンシャイン60が60階建なのは
処刑されたA級戦犯7名、BC級戦犯52名ともう一人処刑された1名を足して60階建になったとも言われている。

そしてサンシャインの地下には処刑台の13階段が今でも残っている。

その理由は撤去しようとすると作業員に不幸があるため残しておくしかないらしく、この13階段を登ってしまうと2週間以内に大怪我をすると言われている。


そして処刑場があったのはサンシャインの隣にある東池袋中央公園。

この周辺では人魂や軍人の霊が現れるといった噂があり、あるライターさんのブログでは背後で何かが落ちたような音がしたと語っており、その音が鳴った場所はかつて絞首台があった場所と分かったらしい。

つまりその音とは絞首台から死刑囚が落ちる音だったのだ。


その絞首台の跡地は異常なほどの気味の悪さを放っており、
霊感のない人でも何かを感じ取ることが出来るほどの場所である。


そして処刑された戦犯たちが眠るのが「雑司ヶ谷霊園」

もちろんこの場所も心霊現象が多発する場所であり、戦犯死刑囚以外にもジョン万次郎や夏目漱石などの著名人も眠っている。



そしてもう一つ、闇が深い心霊スポットが
「池袋四面塔」





現在の池袋駅東口付近はかつて江戸時代の頃、辻斬りによって大勢の人の命が奪われた場所である。

辻斬りとは武士が腕を試したり、刀の切れ味を試すために夜間、何の罪も無い通行人達を殺害することである。

享保6年にはたった一晩で17人もの人が殺害され、その場所に無縁仏の霊を供養するための池袋四面塔尊が建てられた。

しかし、西武池袋線の開発に伴い、四面塔尊は池袋パルコの隣に移動したのだが、工事では事故が多発したらしい。

この祟りは現在でも続いており、平成11年にはサンシャイン通りで8人の犠牲者を出す通り魔殺人事件があり、去年3月にはこの四面塔尊のすぐ近くで40代の男性が切腹をする奇妙な事件があった。