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メジロシャレード20の物語 メジロ血統から新女王の誕生か

こんにちは、UMA&ME(ウマアンドミー)です。
今回はキャロットクラブより募集が開始され注目を集めているレイクヴィラファーム生産のメジロシャレード20をご紹介します。ついにメジロ血統から新たな大物が誕生するかもしれません。

少しでも本馬の魅力が伝わればと、思いを込めて書いていきたいと思います。

メジロシャレード20 牝

2020年2月13日生 鹿毛
父:ドレフォン
母父:マンハッタンカフェ
厩舎:美浦 萩原清厩舎
生産:レイクヴィラファーム
育成牧場:ノーザンファーム
募集額:2,600万円
一口:65,000円
クラブ:キャロットクラブ

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キャロットクラブさんで募集予定のお嬢さんです。
古馬の顔のような立派な馬体と、背中の彼女ですが、普段はとても可愛らしい女の子です。怪我のため、2戦しか出来なかった母の分まで、現役を走り抜いて欲しいです。

母メジロシャレードは、背中や動きの柔らかさが印象的な子で、牧場としても期待のドーベルっ子でした。トレセンの馬房で雷に驚いて転倒、一時は自力で起きられない事もありました。母となり、お産をしてくれているだけで奇跡のような事なんです。(レイクヴィラファームTwitterより)

本馬は母の産駒初となるダート系種牡馬を父に持ち、牡馬顔負けの雄大さとパワーを兼ね備えた馬体を誇ります。その見た目とは裏腹に、多くのドレフォン産駒に共通する歩きの柔らかさや手先の軽さを持ち合わせているだけに、ダート馬に収まらずクラシック路線を歩んで欲しいです。(キャロットクラブHPより)

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母は繁殖としてブレイクしたメジロドーベルの娘

母メジロシャレードはメジロ牧場を代表する名牝メジロドーベルの4番仔として誕生。活躍馬としての期待も大きかったですが、怪我のため惜しまれつつ引退。しかし、彼女は繁殖入り後産駒が活躍しブレイクを果たします。

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GⅡ青葉賞制覇 ショウナンラグーン

母を名繁殖牝馬の地位まで持ち上げた親孝行息子です。2011年、父にシンボリクリスエスを迎えた初産駒になります。通算15戦2勝、2014年GⅡ青葉賞の勝ち馬です。2戦目に未勝利戦を勝ち上がり、その後はセントポーリア賞(500万下)や山吹賞(500万下)で3着に入線し実力をつけ、日本ダービートライアルの青葉賞では10番人気ながら後に有馬記念を勝利するゴールドアクター以下を頭差退け、見事重賞レースを制覇。主に芝中距離からクラシックディスタンスを得意としました。

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セレクトからキャロットへ 4勝馬ヴァントシルム

2014年、父にジャングルポケットを迎え、セレクトセールで2,300万円で落札されキャロットクラブから募集されました。通算17戦4勝。4戦目で初勝利、各クラスを順調に勝ち上がり、重賞レースのスタイヤーズSやダイヤモンドSにも出走しました。

活躍馬は牡馬に限らず、牝馬では父にエピファネイアを迎えたルトロヴァイユ(2017年生)も通算13戦2勝の成績を上げており、どの産駒にも共通しているのは芝中長距離での活躍馬が多いということ。これは、メジロドーベルから続くメジロ牧場の結晶とも言えるスタミナ血統と、母父マンハッタンカフェの影響もあるかも知れません。

ヒラリー、ルルド、シャレード、オードリー、レーヌドブリエと繋がり続けるメジロドーベルの血。その中でも抜群の安定感とクラシック適性を見せるメジロシャレード初のダート種牡馬とのカップリング。期待で胸が高まりますね!

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父ドレフォンは米国チャンピオンスプリンター

ドレフォンDrefong 鹿毛 2013年生 米国産
USA 9戦 6勝、ブリーダーズCスプリント[G1-D6F]、キングスビショップS[G1-D7F]、フォアゴーS[G1-D7F]を勝利し、2016年エクリプス賞チャンピオンスプリンターに選出されています。ライバルホースには、G1ドバイゴールデンシャヒーンを2勝したマインドユアビスケッツ Mind Your Biscuitsがいます。

実は、ドレフォン産駒のレイクヴィラっ子はもう一頭注目馬がいます。DMMバヌーシーから募集されているストラスペイ20です。父ドレフォン産駒の特徴やレース展望についてまとめていますので、こちらもチェックしてください。

ついにメジロ血統から新女王の誕生か

前述の通り、メジロ血統はスタミナ母系として日本競馬にとって重要な牝系として認識されています。特にメジロシャレードの産駒は芝中長距離レースでのパフォーマンスが特に良く、芝のビッグレースを勝つために十分な可能性を持っています。そんな母に期待の種牡馬ドレフォンを迎え、父のスピードと早熟性が起爆剤となり兄弟の中でも異色の活躍が期待されます。もちろんダート一辺倒ではなく、芝レースでも十分能力を発揮できると思います。

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母シャレードの後継牝馬として

父ドレフォンは社台グループがディープインパクト〜サンデーサイレンスの血統の緩衝材として輸入した、との噂もあります。事実、米国型のスピード血統は日本競馬に高い適性を見せていますし、ドレフォンの血統背景もその点を十分考慮して輸入に繋がっていると思われます。

父ドレフォンのメジロ血統。
期待しかありません。
競合必須の注目株です。
お母さんになるために活躍してほしい。

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UMA&ME


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