ジオグリフ(前日5人気)
新馬戦ではトップスピード持続戦でアサヒを下し、札幌2歳Sでは道中から捲りながらの競馬で圧勝したように、この馬の最大の武器はスピードの持続性能。逆に共同通信杯でダノンベルーガにキレ負けしたように、トップスピードが求められる瞬発力戦では劣ったが、ダノンベルーガより1キロ重い斤量を背負い、得意としない展開の中で着差0.2秒であれば十分な内容。瞬発力やトップスピードが求められず、スピードとその持続性能が求められる皐月賞という適性的に絶好な舞台で巻き返した内容は、この馬の適性を分かりやすいように示している。東京の上り勝負となれば、やはりスピードで一枚劣るが、今回逃げ馬が揃ったことにより、後半は4~5F戦となる可能性が高いので、長く脚を使えれば馬券内まで持ってこれる可能性は秘めている。ダービーは距離もあったとは思うが、レース後に骨折が発覚しており、色々重なった敗戦かと思うので、今回の短縮ローテは単純にプラス。あとはスピードが若干劣る中で自力がどこまで通用するかだが、4~5Fでスピードが分散されれば誤魔化せるので、その展開を前提に穴ならここかと思う。