新潟千直LoH, 7/2

1. 現状まとめ

前回までの試走で新潟千直の雰囲気が分かってきた。しかし、謎はまだまだ多く、引き続き検討を続ける。参考までに前回までのまとめ

1. 逃げの無限追い比べは未実現。難しいかもしれない。

2. 開幕PDM解除は逆効果の可能性があり保留。現状では、開幕スキルによるPDM解除→スキル効果時間終了→強力な逆噴射→最後方に沈む。結果として開幕PDM解除がない方が良い位置取りを確保していた。序盤のPDMは中盤のPDMよりも目標速度がかなり低いため、ウマ好み、序盤巧者で中盤までPDM再突入を伸ばせれば変化がみられるかもしれないが、この検証は別途として、今は保留とする。

3. 花嫁カレンチャンが最も強い見込み。固有のOne True Color（残り350m以降発動の速度・加速複合スキル）が確定接続＆加速効果を持ち、非常に強力で採用候補としては最有力。ただし、先行か逃げ転換するかは別途。また、この固有を継承しても接続する。効果時間的に効果は限られるため、他スキルとの兼ね合いで固有継承の採用を検討する。

4. 差しの電光石化は発動し、勝利に貢献する場合もある。しかし、中盤以降に大きく内側にレーン移動し孤立状態になると、追い抜き対象が必要な電光石化は発動しない。また、順位条件も６位以下で対面３人で、後方脚質が終盤入り４－６位が想定させるLoHでは、４，５位の電光石化持ちウマ娘はほぼ負け確定。電光石化は対面３人、かつ、安定性が求められるLoHには向いていないかもしれない。

2. 機先の勝負とウマ好み

序盤の速度スキルの機先の勝負・ウマ好みが条件によっては加速と被る件

機先の勝負：序盤後半（新潟千直では83.3m-166.6m）のランダム位置発動の0.15m/s x 1.8s。

ウマ好み：開幕5s以降に発動する。近くにウマ娘が3人以上いると発動する0.15m/s x 3s の強めのスキル。中長距離での開幕PDM解除に利用されることが多い。新潟千直LoHでは最内1番と最外12番では（序盤レーン移動前）発動しないと言われている。

さて、先行以下の序盤挙動

1. [超加速]スタート後、非常に強力な加速度で制限速度まで加速する。

2. [開幕PDM] 制限速度到達後、所定の距離（レース距離/24=セクション１終了地点）までは前記制限速度で走行する。(実際は制限速度→最低速度への加速があるが、簡単のために省略）

3. [再加速] セクション１到達後、序盤基準速度まで加速する。

詳細は省略するが、本挙動に関わる時刻、距離の新潟千直におけるおよその値を下記に示す。

先行の開幕挙動・概算

$$
\begin{array}{|c|c|c|c|c|c|c|c|}
\hline
区間 & 開始時刻 & 時間 & 開始速度 & 変動速度 & 加速度 & 区間最高速度 & 走行距離 & 補足 \\ \hline
1 & 0.0 & 0.591 & 3.0 & 14.5 & 24.5 & 17.5 & 6.042 & 超加速 \\ \hline
2& 0.591 & 0.0667 &17.5 &0.51 &7.65 &18.0 &1.181 & 最低速度へ \\ \hline
3& 0.657 &1.92 &18.0 &0.0 &0.0 &20.5 &34.44 &PDM \\ \hline
4& 2.57 &5.39 &18.0 &2.57 &0.477 &20.5 &103.8 & 再加速\\ \hline
5& 7.97 &1.03 &20.5 &0.0 &0.0 &20.5 &21.2 &加速完了\\ \hline
\end{array}
$$

逃げ・開幕加速なし

$$
\begin{array}{|c|c|c|c|c|c|c|c|}
\hline
区間 & 開始時刻 & 時間 & 開始速度 & 変動速度 & 加速度 & 区間最高速度 & 走行距離 & 補足 \\ \hline
1&0.0 &0.607 &3.0 &14.8 &24.5 &17.8 &6.323 &超加速\\ \hline
2&0.607 &0.0667 &17.8 &0.51 &7.65 &18.4 &1.207 &最低速度へ\\ \hline
3&0.673 &5.45 &18.4 &2.64 &0.484 &21.0 &107.3 &再加速\\ \hline
4&6.13 &2.47 &21.0 &0.0 &0.0 &21.0 &51.81 &加速完了 \\ \hline
\end{array}
$$

逃げ・盤石ありの挙動

$$
\begin{array}{|c|c|c|c|c|c|c|}
\hline
区間 & 開始時刻 & 時間 & 開始速度 & 変動速度 & 加速度 & 走行距離 & 補足 \\ \hline
1 & 0s & 0.597s & 3.0m/s & 14.8m/s & 24.9m/s2 & 6.2m & 盤石有効 \\ \hline
2 & 0.597 & 0.0667 & 17.8 & 0.51 & 7.65 & 1.207 & 制限速度 to 最低速度 \\ \hline
3 & 0.663 & 2.34 & 18.4 & 2.07 & 0.884 & 45.31 & 盤石有効\\ \hline
4 & 3.0 & 1.19 & 20.4 & 0.574 & 0.484 & 24.57 & 盤石効果切れ \\ \hline
5 & 4.19 & 4.25 & 21.0 & 0.0 & 0.0 & 89.35 & 加速完了\\ \hline 
\end{array}
$$

前記の先行、逃げ・盤石なし、逃げ・盤石ありの3ケースそれぞれについて先に結果をまとめる。

$$
\begin{array}{|c|c|c|c|}
\hline
脚質・条件 & ウマ好み & 機先の勝負・序盤巧者 \\ \hline
先行 & 最速発動の場合、 2.97s無効、0.03s有効& 最速発動の場合、完全無効\\ \hline
逃げ・盤石なし &最速発動の場合、約1s無効で残り2s弱有効 & 最速発動の場合、1.5s無効で0.3s有効\\\hline
逃げ・盤石あり &有効&有効\\\hline
\end{array}
$$

終わりに

今回は初めての表作成につかれたので、ここまで。
７月に入り、ＬｏＨまで残り約３週間と迫っている。１週間で１人完成させるとすれば、一人目の育成を開始する時だが、方針すら決まっておらず、かなり危険な状態。そこで、次回では全体方針・脚質選択・暫定出走候補ウマ娘を決め、育成・因子周回に着手したい。

以上