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イメージファイト(敗戦処理)


はじめに

今回の記事を公開しようとしたところではっと気がつきました。
HDイメージファイルを配布することに向けて作業していましたが…
そもそも、

無償公開されたシャープのソフトウェア」は シャープ・プロダクツ・ユーザーズ・フォーラム において公開されたものです。X68000 LIBRARY では無償公開に尽力された権利各社およびフォーラムの意思を尊重し、公開されたソフトウェアを同梱されている 許諾条件 に従って無償で配布しています。この 許諾条件あらゆる有償での配布形態を禁止していますので、X68000 LIBRARY からダウンロードされた「無償公開されたシャープのソフトウェア」を有料の書籍や雑誌の付録の CD-ROM などに収録することはできません。

http://retropc.net/x68000/software/sharp/human302/ より抜粋

とあります。
つまり、うっかり「応援してます」とこのサイトでお金払う人が現れたらアウトとなります。「あらゆる有償での配布形態」に触れちゃいますので…
しまったなぁ。

数十年の時をまたぎ、ホワイトな状況(権利関係クリア)を維持してこられた方々の努力に傷を付けるのは本意ではありません。なのでHDイメージの配布はいったん取り下げといたします

楽しみにしていた人が居たのなら(居たのか?)申し訳なく思います。
すみませんでした。

以下は、どうにか配布するためにあれやこれやと検討した残骸です。
あほやなぁ、と生暖かい目で読み流してもらえたら嬉しいなぁ。

ここより、イメージファイル作成検討記事の残骸

2回目の考察です。

古のシューティングゲームのことでは無く…
配布用イメージファイルを作成するので、こんなお題にしてみました。

さてX68000の配布イメーディスクからは削除されたファイルがあるので、それらに合わせ「削除」してしまう必要があります。
念のため、うっかり配布しないように確認することにします。

Human68k

こちらは対象ファイルはわずかです。

削除対象

OPMDRV3.X
DUMP.X

音楽の鳴らんX68K…
鳴かぬなら…みなさんならどうしますか?😏
公開されているZMUSICを入れるのも手です。

C Compiler PRO-68K ver2.1

わりと多めに存在します。

削除対象
DISK2

|   |-DISK2
|   |   |
|   |   |-BASIC2
|   |   |   |-GPIB.FNC
|   |   |
|   |   |-BC
|   |   |   |-AUDIO.DEF
|   |   |   |-BASIC.DEF
|   |   |   |-BASIC.FNC
|   |   |   |-BC.X
|   |   |   |-GPIB.DEF
|   |   |   |-GRAOH.DEF
|   |   |   |-IMAGE.DEF
|   |   |   |-MOUSE.DEF
|   |   |   |-MUSIC.DEF
|   |   |   |-MUSIC3.DEF
|   |   |   |-SPRITE.DEF
|   |   |   |-STICK.DEF

DISK3

|   |-DISK3
|   |   |
|   |   |-MUSIC
|   |   |   |-AUDIO.FNC
|   |   |   |-BASIC2.CNF
|   |   |   |-BASLIB.ARC
|   |   |   |-BASLIB.L
|   |   |   |-BC.FNC
|   |   |   |-MUSIC.H
|   |   |   |-MUSIC2.DEF
|   |   |   |-MUSIC2.FNC
|   |   |   |-MUSIC2.H
|   |   |   |-OPMDRV2.X
|   |   |
|   |   |-SAMPLE
|   |   |   |-DEF.BAS
|   |   |   |-DEF.HLP
|   |   |   |-MAKEFILE
|   |   |   |-MESH.C
|   |   |   |-SAMPLE.DOC
|   |   |   |-SCSI1.C
|   |   |   |-SCSI2.C
|   |   |
|   |   |-SOURCE
|   |   |   |-BASLIB.ARC
|   |   |   |-CLIB.ARC
|   |   |   |-DOSLIB.ARC
|   |   |   |-IOCSLIB.ARC

音楽ライブラリやソースファイルはインストール対象外でしたが、BC(ベーシックコンパイラ)はインストールされています。なので、きっちり削除することとします。

もったいないなぁ、仕方ないけど😞

SX-WINDOW

これは、製品版をインストールしたので慎重に削除する必要があります。
アプリケーションディスク3が配布されていないので、サンプル画像・音楽・動画は削除対象です。もったいないけどエンタメ系はしゃぁない。
それと確かコンソール(SXCON.X)とピンボール(ピンボール .X)が無かった気がします。これらも削除対象。
ゲームはともかく、コンソールがダメな理由は何だったのかしらん?🤔

削除対象

SXCON.X
ピンボール .X
サンプル(画像・音楽・音声・動画)など

X68k Programming Series (#0) X680x0 Develop. & libc II

GCCとライブラリ一式です。READMEによると配布OKみたい。
ディスクメディア上ではOKいうてるけど、法的にはダメとかあるのかしらん?

GNU PUBLIC LICENSEについて

というわけで、GPLのFAQをチェックしてみる。

GPLの及ぶソフトウェアを一緒に配布することと「組み込む」こととの違いは、ある点では実質的な問題であり、ある点では形式の問題です。実質的な問題とは、二つのプログラムが結合され、それらが事実上一つのプログラムの二つの部分となるならば、あなたはそれらを二つの別々のプログラムとして扱うことができないということです。よって、この場合GPLは全体に及ぶということになります。 コンパイラとカーネル、あるいはエディタとシェルというように、二つのプログラムがきちんと分離されたものであれば、あなたはそれらを二つの別々のプログラムとして扱うことができます。しかし扱いには気を付けなければなりません。ここで問題となるのは、あなたが何をしているのかちゃんと記述するという単純に形式のことです。どうしてわたしたちはこんなことに気を使うのでしょう? それは、わたしたちはユーザに対し、あるソフトウェアのコレクションに収められたGPLの及ぶソフトウェアが自由であるということをユーザが明らかに理解することを保証したいからです。 人々が、GPLの及ぶソフトウェアをその一部がプロプライエタリであるとユーザが知っているシステムの「一部」と呼んで配布しようとしている場合、ユーザはGPLの及ぶソフトウェアに関するかれらの権利について自信が持てないかもしれません。しかしかれらが受け取ったものが自由なプログラムにそうでないものを並べて追加しただけのものだということが分かれば、かれらの権利は明確になるでしょう。

GNUライセンスに関してよく聞かれる質問 - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーションより引用

んんん?
イメージファイルとはいえHDDへインストールしているので、「組み込み」になる…のか?
なんか配布条件が厳しいなぁ。

コンパイラとカーネル、あるいはエディタとシェルというように、二つのプログラムがきちんと分離されたものであれば…

との記述があるので問題は無さそうなのだが…
もし問題ありと判定された場合、Human68kもGNU PUBLIC LICENSEに含まれてしまう…?

ならGCCをもう一つのHDイメージに保存し、手動でHuman68kのHDイメージに組み込んでもらおう。これなら配布問題にも抵触しない…はず。

配布・改変の自由を目指しているGLPなのに、神経すり減らすことになるとは…

GCCのHDイメージの作成

本当はMOイメージで対応したかったのだけど、128MBと50MBを超えてしまうので、HDイメージを使う。

  • 最低容量のHDイメージファイルを作成し、GCCフォルダ以下をまるっとコピーする。

  • Human68k上のGCCをまるっと削除する

  • GCCの入ったドライブから、Human68kへcopyallするバッチを用意する

という泥縄対応で良いかなぁ。
うーん、面倒だ。

GitHubで配布すれば?との考えもあるけど、そんな大げさなものでもないし…

今週は、見当をつけたということでここまで。

ここまでが、検討記事の残骸です

最後までご覧いただきありがとうございました。
次からは、また最新版のXM6typeGを追ったりしようかなぁと思っています。


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