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X68000特有のファイル名問題
TwentyOne.x
X68000といえばファイル名問題です。Human68kでは21文字(18+3)のロングファイルネームが使えるのですが…
当時の事実上の標準OS、MS-DOSは11文字(8+3)だったのです。
X68000のフロッピーをPC98に突っ込むと、8+3文字のファイルとして表示されます。その為、残り10文字は、存在するが判定しないという残念仕様になってしまっていました。
たとえば、MusicFile1.txtというファイルが存在するとする。ちょっと中身を書き換えて、別名MusicFile2.txtで保存したとする。以下のように2つのファイルができてほしいところだが、
MusicFile1.txt
MusicFile2.txt
実際は、
MusicFile2.txt
だけが存在する…と言う結果になる。
なので、Human68kできっちり21文字のロングファイル名を認識できるようになるドライバー、TwentyOne.xを導入します。
WinDrvXMで設定したドライブD:へtw136c14.lzh(http://retropc.net/x68000/software/disk/filename/twentyone/tw136c14.lzh)で取得したファイルをコピーします。
Human68k上で解凍を実行。
D:\lha x tw136c14.lzh.lzh[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1667132476817-IMNCvGcip9.png?width=1200)
A:\PDS\EXECにコピーする。
copy D:\TW136C14\TwentyOne.x A:\PDS\EXEC[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1667132256823-qYYu7a7oXh.png?width=1200)
取り敢えず、使い方を忘れているのでヘルプを表示します。
twentyone -?[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1667132295909-20RcxvcWe6.png?width=1200)
ふむふむ。取り敢えず$${\fbox{+W}}$$,$${\fbox{+P}}$$,$${\fbox{+D}}$$かな。ファイル名で$${\fbox{-}}$$は使いたいけど、$${\fbox{<}}$$とかはイヤだから、$${\fbox{+S}}$$は見送りかなぁ。あとよくわからんのも見送り。早速起動してみます。
twentyone +CWPD
![](https://assets.st-note.com/img/1667132332512-NRErxDAcEf.png?width=1200)
あ、コマンドが大文字でないと認識しなくなりました。
面倒なので、大文字小文字区別はなしでいきます。
twentyone +WPD
に決定。早速、AUTOEXEC.BATに記録します。
ed AUTOEXEC.BAT[Enter]
ついでに小文字だったsetを大文字SETで書いておこう。
![](https://assets.st-note.com/img/1667132340412-CW6TmNOqG3.png?width=1200)
無事書き換わったか確認。
type AUTOEXEC.BAT[Enter]
![](https://assets.st-note.com/img/1667132368770-L19E6U02aw.png?width=1200)
書き換わった。ではリセット実行。
![](https://assets.st-note.com/img/1667132391747-QBoCFBa21F.png?width=1200)
無事起動しました。
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