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テックキャンプ エンジニア転職(転職活動までを終えての感想)

はじめまして、Yumaと申します。私は今年5月末にテックキャンプ(エンジニア転職)を卒業し、6月から転職活動を始め、コロナ禍での厳しい状況でありながらもなんとか7月上旬に自社開発系の企業様から内定を頂くことができました。受講開始から転職活動までを振り返って感想を書いてみましたので、これから受講・転職活動される方の参考となれば幸いです。

学習・転職活動の期間

学習期間:2020年3月 〜 2020年5月
転職活動期間:2020年6月 〜 2020年7月

カリキュラム学習(基礎)

プログラム開始後は、まずHTML, CSSなどの基礎を学習後は、Ruby、Ruby on Railsを用いてブログやインスタグラムのような写真投稿アプリをカリキュラムに沿って制作していきます。

基礎学習中は、私はまだギリギリ教室を使えていたのでメンターさんに直接質問し放題という恩恵を被ることができました。もちろん質問する前にそれなりに自分で考えて試す必要があるのですが、いつでも呼べる、というのは心強かったですし、初心者としてはかなりメリットかなと思います。

カリキュラム学習(応用)

基礎カリキュラムを終え、確認試験に合格できたら応用カリキュラムに進みます。応用ではGitHubやJavaScript・jQueryを学んだ後、Ruby on Railsでチャットアプリを作ります。jQueryなどを織り交ぜたアプリ開発は初心者にはなかなか難易度が高かったです。

また、私の場合ちょうど応用に入った4月上旬に緊急事態宣言が出たので、応用から自宅での学習となりました。しかし、いずれにせよメンターへの質問は応用に入ってからはオンラインのみとなるので、そこまでのデメリットは感じませんでしたが、集中力を継続させるのが中々大変でした・・。

個人開発

応用カリキュラムを終えると、1週間〜10日程度の個人アプリ制作期間に入ります。私はSwiftを新たに学び始めアプリを制作しました。個人アプリ制作期間はメンターへの質問は一切不可となります。

チーム開発

最後の1ヶ月は最終課題として、4~5人のチームでフリマアプリを制作しました。タスクを割り振って、定期的なミーティングを設けながらGitHubを使ったチームでの開発ができたのはなかなか良い経験でした。

※81期以降はチーム開発はなくなるみたいなので、これから受講を検討される方は、無料相談で詳しく聞くか最新カリキュラムを受講した方のレビューを参考にした方が良さそうです。

転職活動

自分が受講前に想定していたよりもはるかに厳しい現実を突きつけられるのがこの期間です。Wantedly等で求人を見るとわかると思いますが、自社開発あるいは受託開発の企業の採用は基本的に実務経験1〜3年以上が必須条件となっているため、書類はバンバン落ちます。なんなら未経験可の求人でも落ちます。テックキャンプを始め、プログラミングスクールがここ1~2年でどんどん人気になってきている分、それだけ未経験者採用の競争率も上がっています。これから受講される方は、この現実を十分覚悟して臨むことをお勧めします。

どのように対策したか?

かなり厳しいと言っておきながら、私は幸運にも何とか内定を得ることができました。転職活動においては、私は以下のことを意識しました。

1. 活動可能期間を見極めてそれに合った戦略を立てる
2. これまでのキャリアでの経験を活かす&アピールする
3. 書類内容や面接での想定質問に対する回答をしっかり準備する

1.  活動可能期間を見極めてそれに合った戦略を立てる

テックキャンプは仕事を辞めて受講される方が多数だと思いますので、どこまで転職活動できるかは、貯金と相談ということになると思います。「○月までには絶対に転職する」と期間を定めた上で、応募数や応募する企業の種類などをキャリアアドバイザーさんと相談しながら決めました。

2. これまでのキャリアでの経験を活かす&アピールする

実際、選考に進んで内定を取れるかどうかは、ほぼここに掛かっているような気がします。これまでの経験をエンジニアとしての仕事に直接活かすことができれば尚良いですし、直接でなくとも前職での経験で学んだことをエンジニアとしてどう活かすかをしっかり考えた上でアピールすることができれば、説得力が増して選考も有利になるかと思います。

3. 書類内容や面接での想定質問に対する回答をしっかり準備する

めちゃくちゃ当たり前なことを言っていると思われてしまうかもしれませんが、未経験からエンジニアになる際の選考においては書類と面接(あとはテスト)が全てだと思います。制作物(ポートフォリオ)も多少は見ていただけるのかもしれませんが、少なくとも私個人の感覚ではポートフォリオの内容まではあまり見られていなかった気がします。だからといって手抜きで良いということではなく、ポートフォリオは

×  企業に見てもらって評価してもらう
○ 制作の中で学んだことを面接での回答内容や現場での業務に活かす

というモチベーションで作るのが良いかなと思います。

転職活動全般については、下の記事をかなり参考にさせて頂きましたので、これから転職活動される方は是非見てみてください。​

テックキャンプ、総じてどうだったか

結論、私はとても満足しています。料金が高い、という意見も多いですが、同じスタート地点の方々と直接繋がることができ、切磋琢磨できる環境がありましたし、オフラインの教室やメンター、ライフコーチを提供している点も考慮すると、妥当な金額なのかなと思います。また、転職活動において専任のキャリアアドバイザーを付けていただけるのもかなりメリットに感じました(外部エージェントは未経験エンジニア志望者をあまり相手にはしてくれませんから・・)。

ただ、スクールのカリキュラムを終えただけでは到底転職成功には至らないと思うのも正直なところで、カリキュラム以外のことも自ら貪欲に学習していける方でないと、あまりオススメはできないかなと思います。

また、これからますます未経験エンジニアの転職市場の競争は激化してくると思われますので、これから受講される方々は最新の状況を十分に把握した上で、慎重に検討いただければと思います。




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