動画編集における、効果的なビデオ編集テクニック10選
動画を効果的なものにするための、10個のビデオ編集テクニックについて解説
みなさんこんにちは。
今回は、「動画編集における、効果的なビデオ編集テクニック10選」というテーマで、効果的な動画の編集テクニックを解説していきます。
動画製作などで、動画を撮影し終えた段階で、映画の仕事の半分が終わったように思いますが、動画の撮影後の仕事も、とても重要な仕事であると言えます。
動画撮影後における仕事が、いわゆる動画編集という仕事になり、動画編集次第で、動画のクオリティを大幅にレベルアップします。
ここでは、クリエイティブの要素の高い、動画編集技術を持っていると、非常に魅力的で、視聴者と意思疎通ができるようなコンテンツを作成することができます。
動画編集の要素の中には、例えば、音楽ということに対しても、効果的なものを映像に取り込んでいくなどの要素が含まれています。
ここでは、そういった、効果的な動画にするための、動画編集技術について、10選という形で、紹介していきたいと思います。
それでは早速、次の章より、効果的な動画編集テクニック10選を解説していきます。
クリエイティブ動画編集者になるための10の効果的な動画編集テクニック
一言で動画編集といっても、簡単なものから難しいものまで、幅広くありますが、動画編集を感覚で行うのではなく、テクニックとして知っていると、効果的な動画を作成するのに非常に有効となります。
ここでは、動画編集テクニックにおいて、最新で有効な内容について、それぞれの項目に分けて、解説していきます。
1. スタンダードカット
スタンダードカットは、ハードカットとも呼ばれ、編集における基本的なカットの一つです。
このカットは、二つのクリップの始まりと終わりを、繋ぎ合わせるだけのシンプルな編集方法です。
スタンダードカットでは、シーンとシーンとの間に、「移行を示すサイン」や「前置き」などが表示されず、ただ2つのシーンを繋ぎ合わせているだけの手法だと言えます。
スタンダードカットは、最も簡単なビデオ編集技術になりますが、やみくもにただカットしたものを繋ぎ合わせればいいというものではありません。
シーンの視覚的な流れと連続性が不快または支離滅裂にならないように、気を配りながら編集をする必要があります。
シーンによく合う効果音や背景にふさわしい音楽を効果的に取り入れることで、カットを自然なシーンの連続に見せることができます。
2. クロスディゾルブまたはクロスフェード
クロスフェードまたはクロスディゾルブの定義は、その名の通り、動画をゆっくりと別の動画にフェードしていくことです。
これは、時間の経過や変化などを効果的に示すために、よく使用されるタイプのビデオ編集スタイルの1つです。
また、クロスフェードは、さまざまな時間に撮影されたさまざまなシーンやストーリーを表示するためにも使用できます。
たとえば、夜のショットは、映像の溶解効果を使用して、朝のシーンにゆっくりと移行します。
クロスフェードでは、効果的な撮影後の編集効果を引き出すために、複数のフィルム編集技術をブレンドする必要があることを念頭に置いてください。
また、効果的なバックミュージックを使用することで、最終結果により多くの効果を引き出すことができるような方法もあります。
3. クロスカッティング
クロスカッティングとは、いろいろなシーンを交互に移動して、違う場所で同時に起きているアクションを映し出す動画編集テクニックのことです。
たとえば、警官が犯罪現場に近づくいていくときに、その一方で、強盗が同時に動いていることを、観客に示したい場合は、クロスカッティングが有効な編集方法となります。
クロスカッティングは、2つの異なるタイムラインで発生する同じタイプのイベントを、表現する場合においても、効果的な手法として用いることができます。
クロスカッティングは、2つの異なるショットまたはシーンを前後に効果的にカットして張り合わせることで、表現することができます。
クロスカッティングは、2つのシーンを同時に画面内に収めて表現する方法も同様の効果がある手法だといえます。
この手法をさらに効果的に表現するには、動画にふさわしい効果的なバックミュージックと組み合わせることで、さらに効果的な動画となることを留意してください。
動画編集に用いることができるバックミュージックとして、著作権の切れたような古い音楽だけでなく、YouTubeに用意されている音楽を用いることもできます。
4. モンタージュ
モンタージュとは、無声映画時代に考えられたフィルムの編集方法であり、2つ以上の映像による組み合わせから表現できる映画理論のことです。
モンタージュは、ストーリーの展開を示したり、時間の経過を示したりするような場面で使用される、創造的な映画編集技術の1つのことをいいます。
モンタージュは通常、バックミュージックに左右される要素が多く、用いる音楽によって、効果の大きさが左右される要素が大きい編集技術だといえます。
ここで注意すべきは、なるべくなら、同じ映画編集テクニックを何度も使用しないことをオススメします。
同じ編集方法が重なってしまうと、視聴者に対して、あまり効果的でない動画になってしまう可能性があります。
上記のように、モンタージュ技法を使用する映画には、効果的な音楽を意識して用いるようにすることをオススメします。
5. JカットとLカット
動画編集におけるJカットとは、次のシーンの音楽は映像が変わる前から再生されています。
Lカットでは、前のシーンのオーディオが持ち越され、その後、映像が切り替わります。
動画編集において、JカットとLカットは無くてはならない編集技術です。
JカットとLカットは、動画と音楽が異なる時間にカットされる動画編集技術として、確立されたスタイルとして、どの分類分けしても、一つのカテゴリーとして取り上げられるスタイルです。
ここで、JカットとLカットを用いる理由は、同じような理由に基づいています。
6. フェードイン&フェードアウト
フェードインとは、一色の状態から徐々に映像が見えている状態に移り変わることであり、フェードアウトは、映像が見えている状態から徐々に一色に移り変わることです。
フェードインとフェードアウトは、映像だけでなく、音楽においても用いられます。
音楽における、フェードインとフェードアウトも、映像と同じく、音楽が次のシーンに連動して、徐々に片方が小さくなったり、もう片方が、大きくなったりして、映像を盛り上げていきます。
7. カッティング・オン・アクション
カッティング・オン・アクションとは、アクションの途中でカットを切り、次のカットでアクションの途中からつなげる方法のことを言います。
カッティング・オン・アクションでは、2つの異なるアクションを、実質的に、その場ではすぐに視聴者には、理解できないようにするための動画編集テクニックです。
このテクニックが用いられる例として、廊下を進んでいる人影を見てからドアロックをつかむのを見ると、すぐに隣の部屋に切り替えてドアが開いて人影が入ってくるのを見るといったシーン。
このシーンは、映像的には自然に感じられ、視聴者が、カッティング・オン・アクションを狙ったとは、気付かれないようなテクニックだと言えます。
この編集テクニックは、各シーン内において、それぞれで、異なるタイプの動画編集スタイルを混在させるときに、有効な編集テクニックになると言えます。
カッティング・オン・アクションは、最近の様々な映画などで取り入れられており、さりげなくこの動画を見たことがあると思う人も多いのではないかと思います。
カッティング・オン・アクションは、効果的なサウンドが取り入れられることにより、視聴者を動画に引き込むことができるようになります。
8. ワイプ
ワイプは、カット編集された映像を切り替える際に、用いられる編集技術です。
ワイプとは、元の画面を上下左右や斜め、中央方向からスライドするように、丸や四角や星形などの形で表示された画面で、抜き取るようにしながら、画面転換する映像技術です。
ワイプの編集技術は、映画「スターウォーズ」では、評価された技術だったのに対して、最近では、時代遅れだという認識があるようです。
さらに「ワイプ」は、派手で、多くの画像編集には向かないものだと、現在では見なされる傾向があります。
しかし、「ワイプ」を適切に使用すれば、非常に効果の高い、動画編集技術なったりします。
「ワイプ」を効果的に使用する方法は、ストーリーの展開を示す、さまざまなシーンなどで接続するときに使用する方法だといえます。
「ワイプ」とバックミュージックなどの効果音をうまく用いることで、上品で優雅な映像効果を引き出すことができます。
9. スマッシュカット
スマッシュカットとはあるカットから不意に別のカットへ繋ぐ、視聴者の期待を良い意味で裏切る手法です。
スマッシュカットは、2つの異なる別のテンションの全く違うシーンについて、そのシーンを特に強調したい場合などに使用されます。
視聴者は、ゆっくりとして、静かなシーンを見ているときに、突然、大音量で激しい動きのシーンを見せるような、編集技術の1つです。
これは通常、視聴者の注意をひいたり、緊張した瞬間の後に、安堵して、深呼吸をするような場面などに使用されたりします。
スマッシュカットを編集する際も、効果音やバックミュージックなどで、その効果をさらに強めることができます。
10. マッチカット
「マッチカット」とは、本来は時間も場所も異なる連続していない2つの場面を、共通の動作や被写体の類似性で繋ぐ編集技術のことです。
「マッチカット」は、映画でよく使用されており、視聴者は根本的に異なる2つのシーンについて、そのシーン同士の繋がりを確認することができるようになります。
「マッチカット」は通常、観客があるシーンんの点と点をつなぐことを目的とする、中~遅いペースの移行シーンなどで使用されたりします。
「マッチカット」についても、効果音やバックミュージックなどで、その効果をさらに倍増させることができるので、そのような音楽的背景を選択するようにしましょう。
ビデオ編集テクニックに関してまとめ
これらは、すべての編集者が知っておくべき最も効果的なビデオ編集技術の中の、一部の編集技術だと言えます。
今回ご紹介した内容については、単一のものばかりを使用するのではなく、いろいろな組み合わせで編集技術を用いることによって、さらに効果的な映像を作り出すことができます。
それぞれの編集技術の中でも述べたように、効果音やバックミュージックの選択をより効果的に選出することで、視聴者により支持される動画を送り出すことができるようになります。
少し専門用語のようにも聞こえますが、自分自身でこれらの技術を使ってみることで、だんだんと編集技術を向上させることができます。
今回の編集テクニックが少しでも、あなたの動画編集ビジネスを加速させることができれば幸いです。
今回の記事は以上になります。
ここまで読み進めていただき、ありがとうございました。
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