娘が、娘がー!

こんにちは。ゆりりうすです。
風邪を拗らせていた娘に、おもいっきり風邪をうつされました。
えーん、ゴホゴホ。
なので、今日は長文が書けません。
許してください。
お詫びに、子供時代に体験した、ちょっと面白かったお話を1つ。
小学2~3年生だった私は、年に一度、日本橋の丸善でやっていた、あるサイン会を楽しみにしていました。
とあるグループ展の方々の絵本が沢山あって、本を買うとサインをしてもらえるんですね。
たぶん、マンガと絵本を描いていた人達のグループ展なんだと思いますが、メンバーが凄かった。
手塚治虫、馬場のぼる、東君平、長新太、等々。
手塚先生は、さすがにその頃忙しかったらしく、1度もサイン会でお会いしたことがありませんでした。
私は、東君平さんと仲良しだったのですが、その日は、長新太さんのネコの絵本を買って、イソイソと長新太さんが座っている席に、サインをもらいに行きました。
どの人にも、それなりに列が出来ていました。
私は、長新太さんに
「何の絵を描いてほしい?」
と聞かれたので、
「ウサギを描いてください!」
と言ったら、
「ネコの本なのにウサギなの?変な子だねー。」
と、変な長新太さんに「変な子」呼ばわりされてしまいました。
長新太さんにサインしてもらっている間、隣を見ると、1人のおじさんが暇そうに座っているんです。
おじさんの前には誰も並んでいなくて、暇なあまり、ペンで何やら落書きをしていました。
それが「やなせたかし」さんでした。
今、考えると、ものすごく珍しいものを見たのです、ゆりりうすは。
もし、その時のゆりりうすが、後の事を知っていたら、きっとそのおじさんの所に行って、肩をポンポン叩きながら、
「おじさん、もう少しの辛抱だよ。あと10年もすればね、「アンパンマン」で日本中の子供達が知っている絵本作家になるよ。それから、アニメーションにもなる。ほとんどの声優さんが、声をやってくれる。それから、日本中のパン屋さんが「アンパンマンパン」を作って、売るようになるから!」
と言ってあげられたのに~
大バズリした後だったら、サイン会で1番並んでいたのは、やなせたかしさんの所だったと思いますよね。
しかし、貴重な瞬間を見させていただきました。
来年、2025年のNHKの朝ドラマは「あんぱん」で、やなせたかしさんの奥さんと、やなせたかしさんのお話が待っています。
だから、ちょっと書いてみました。
ちなみに、やなせたかしさんを俳優の、北村匠海さんが演られるとのことですが、私が見たやなせたかしさんと1つも似ていないので、どんな風に演ってくれるのか、今からワクワクなゆりりうすなのです。

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