見出し画像

Kabu Berry LabにていただいたQ&A公開のお知らせ

こんにちは。
うるる(3979)のIR担当です。

11/18に参加した、yama様が主催する「Kabu Berry Lab」にて頂戴したQ&Aを公開いたします。

名古屋のKabu Berryには2019年から毎年お邪魔しております。
弊社取締役Co-CFO近藤が学生時代を名古屋で過ごしたということで、思い出深い地でのIRセミナー(&名古屋メシ)を毎年楽しみにしているようです。

名古屋名物あんかけスパ

■Q1:
新規事業やM&Aも積極的に検討されると理解しておりますが、投資資金はどのようにに調達されると想定されていますでしょうか?
■A1:
M&Aは上場してからは2件実施しており、1件目はえんフォトとシナジーのあるOurPhoto社、2件目はNJSSの競合であるnSearchを運営するブレインフィード社を子会社化しました。今後も積極的にM&Aを検討してまいります。
投資資金として、現在の当社のキャッシュポジションは約30億円でございます。NJSSではお客様から前受金として1~3年の契約に応じて一括でお支払いいただくためキャッシュフローが良く、当2Q時点では前受金は16億6400万円ございます。また、銀行の当座貸越の枠が10億円ございますので、それらを合わせた範囲であれば手持ちの資金でM&Aを実施できます。それ以上の大型のM&Aを実施する際には、レバレッジをかけた投資を行うことになると考えております。

■Q2:
OurPhotoが買収時点での成長ストーリーが外れているように感じますが、今だったら規定路線内なのでしょうか?大きく外れてしまうと、特損の可能性も出てきてしまうと思うのですが、監査役とどのようなやりとりを行われたか教えてください。
■A2:
OurPhotoは物価高やインフレの影響を受けており、撮影件数は前年同期比でマイナス10%強の減少となりました。一方で、2022年2月から最低利用料を引き上げたことで売上高はプラス8.1%成長しています。出張撮影市場は拡大していくと予想していましたが、競合他社も同様の状況にあるため、当社が想定していたほどの成長は見込めておりません。監査役とは、OurPhotoの現状と今後の見通しについて定期的に連携を図っています。現時点では減損の検討は行っておりませんが、今後の状況によっては検討の余地が生じる可能性もございます。

■Q3:
在宅ワーカーの満足度をどのように分析されていますか?
■A3:
クラウドワーカーは、シュフティ以外に他社サービスにも登録し、並行して仕事を探し、働いています。そしてシュフティにおいては当社から発注している仕事も多く掲載されております。クラウドソーシングと聞くと、安く発注できるというイメージを持っている方も多いと思いますが、当社では、クラウドワーカーが継続して働くことができ、生活が豊かになるような仕事を提供したいと考えています。
例えばNJSSの仕事は、自治体等のホームページをチェックし入札情報が出たら登録するというものですが、時給換算すると千円~千数百円になることもあり、当社が提供する仕事に対する満足度は、それなりに高いのではないかと思います。このNJSSの仕事は、新しくを募集かけるとすぐに定員が埋まるほど人気があります。このように、当社はクラウドワーカーに満足いただける仕事の提供に努めております。

■Q4:
サイバーセキュリティなどの最近の流れも踏まえて、どのような投資をどのように考えているのか、教えていただけますか。
■A4:
サイバーセキュリティへの投資については、各事業の顧客情報やfondeskの電話録音データなどを保管していることからも、情報漏えいリスクを最小限にするため、社内で計画を立てたうえで実施しております。

■Q5:
新たな中期経営計画は提出される予定ですか。
■A5:
今回発表した「2025年3月期以降の方針・うるるの目指す姿」が次の中期経営計画の役割を担います。現時点では現在進行しているの5カ年計画のような中長期的な計画を発表する予定はございません。

■Q6:
新たな方針の内容は、私には理解しにくいと感じます。具体性が乏しく、EPSの目標が記載されていないこと、EBSの目標が不明であることなどがその理由です。売上とEBITDAの目標は、25年3月期が10億円、26年3月期が12億円、27年3月期が14.4億円とされています。市場の期待に応えるためには、残りの資金をどのように活用するのか、具体的な説明が必要です。成長投資とは、広告宣伝費や人件費などの増額を指すのか、新規事業への投資を指すのか、明確にする必要があります。また、5年後、10年後のイメージが湧きにくいことも、問題点として指摘できます。中長期的な目標として、EPSの重視と持続的な利益成長が挙げられていますが、具体的な目標や具体策が明確になっていません。何を目指すのか、目標があるのかを教えていただきたいと思います。
■A6:
2025年3月期以降は主に人的資本に投資を行う方針です。
今期は採用を抑制していますが、来期以降は従業員を増加することで売上高の成長を目指します。数値としては、EBITDAの成長率20%以上成長を目標としています。利益目標と読み替えてご理解ください。EBITDAは営業利益にのれん償却額と減価償却費を足したものですが、利益に近い数字としてEBITDA目標を出しております。EBITDAに伴ってEPSも成長し、企業価値を向上させいくという目標を掲げております。

■Q7-①:
去年のお話で、成長の原動力は利益成長であり、利益を出す原動力は広告宣伝費を抑えることにあるとおっしゃっていました。実際、各事業の売上は伸びているように見えるのですが、広告宣伝費は結局抑えられたのでしょうか?
■A7-①:
広告宣伝費は昨年度と比べて10億円程度減少させる計画であり、実施できております。

■Q7-②:
そうすると、あまり変わっていないように感じますが、いかがでしょうか?利益は確かに経費を抑えた部分もあると思いますが、事業は成長しているという印象を持っています。また、人を増やしたことで事業が成長したようにも見えますが、人を増やすことが十分条件なのかは疑問です。現場が忙しいから人を入れるのではなく、具体的にどういう仕事をさせるのかを明確にしないと、絵に描いた餅になってしまいます。また、下限を重視するというお話ですが、その奥には別途事業モデルや思惑があるように感じますが、それはないのでしょうか?
■A7-②:
人的資本投資をどこに充てるかについては具体的な配分は決まっておりませんが、部門の規模に応じた配分を検討しております。
例えばNJSSにおいては、見込み顧客を商談に持ち込み、その商談を成立させ、契約後は継続利用いただけるよう顧客を支援する、という営業の流れがあります。人員が足りないばかりに見込み顧客すべてに対応できず契約獲得ペースが鈍化したり、支援が行き届かず解約率が上がってしまう可能性もありますので、十分な人員の確保が今後の成長を支えると考えております。

■Q8:
10億円というと、現在の人件費の2倍程度になりますね。従業員200人で平均給与を590万円とすると、10億円ですね。2025年3月期は減益ということのようですが、もう少し事業展開が見えてくるといいなと思います。今のままだと、さきほどの質問の方と同じような印象になってしまいます。
■A8:
事業展開については今後具体的にご説明できるように準備を進めてまいりますが、新しい事業の創出や新規M&Aを行うことも想定しており、そこにも人員を充てる必要がございますので、人的資本投資が必要となります。

■Q9:
NJSSの競合買収によって完全独占になっていませんか?
■A9:
類似サービスを運営する未上場企業が複数社おりますので、完全独占ではありません。

■Q10:
決算説明資料にBPOの大型案件を受注と記載がありましたが、その売上、利益に貢献する見込みを教えてください。また、その内容はどのような取得があったのでしょうか。
■A10:
金額はお答えできかねますが、この受注によりBPOの通期目標に近しい到達ができる見込みです。案件概要としては、現地に赴いて大量の図面をスキャンするというものです。当社からディレクションする人を送り、スキャナーを持ち込み、お客様先でスキャン作業をします。

■Q11:
ジチタイワークスでサイバーセキュリティの問題があったようですが、協業しているホープさんの顧客情報について関連した情報を流出するリスクはないのでしょうか。協業しているからうるるさまの情報も何か危ないことになってませんか?
■A11:
ジチタイワークス社、および親会社であるホープ社へ当社の顧客情報を渡しておりませんので情報流出リスクはございません。
NJSSの関連サービスである「調達インフォ」は、民間企業向けに入札情報や落札情報を自治体の職員向けに提供するサービスであり、ジチタイワークス社にはこれを代理店として販売いただいております。

■Q12:
Sansanさんとの連携について、どのようなことができるのか、具体的なイメージが湧きません。確かに名刺の会社だったり、いろいろやっている会社であるのですが、決まっている以上はまだないとしても、可能性としてはウルサイドからどのような価値が提供できるのでしょうか。
■A12:
Sansan社と当社はどちらも人力を活用してサービスを創出しているという点でビジネスモデルが近い部分があり、代表同士でも親交がありました。両社の発想を活かし一緒にできることを探していきたいという思いから今回の業務提携へと繋がりました。
具体的なことはまだ何も決まっていない状況であり、業績に影響を与えるような事象はすぐには出てこない可能性もございますが、今後何らかの形で価値を提供できればと思います。

■Q13:
運動会の時期が10月にずれてきているエリアがあるようですが、それが大きなトレンドとなると、えんフォトのの今回の期づれ影響が出る可能性はありますか。
■A13:
いくつかの園での運動会の時期ずれはございますが、大きなトレンドとして現れてはおりません。しかし、本格的に10月にずれてくるようになる場合は影響が出る可能性はございます。

■Q14:
今年は従業員にかなり我慢をさせているという話でしたが 中期経営計画を達成した際に、ボーナスやベースアップなどの予定はありますか?
■A14:
現時点では決まっておりません。

■Q15:
えんフォトサービスは既に普及しているように思うのですが他社と比べて差別化というのはあるのでしょうか?
■A15:
同様のサービスを行う会社はありますが、当社ではフォトグラファーをクラウドワーカーとして活用していることが差別化の要素です。
例えば、他社が提供する幼稚園や保育園向けのICTサービスの中には写真販売機能も組み込まれているサービスもありますが、写真販売機能単体としてはほとんど使われません。なぜなら、イベント時に写真を撮るフォトグラファーを派遣する機能がないからです。当社は、クラウドワーカーとしてフォトグラファーを抱えているため、イベントの際も迅速に派遣対応することができます。
さらに、OurPhotoと連携できることが強みです。特に運動会シーズンでは全国で同じ時期に開催されますので、フォトグラファーを同時期に大量に派遣する必要がございます。OurPhotoが保有する約2,000人のフォトグラファーをえんフォトでも活用しております。

当日のアーカイブ動画もKabu BerryのYouTubeにアップされておりますので、そちらも是非ご視聴ください!
https://youtu.be/SK_jPdFjLz0?si=cyOrz9nP-3p_L_81


以上です。
お読みいただきありがとうございました!

■うるるIR公式 Xアカウント
https://twitter.com/Uluru_IR
■取締役Co-CFO近藤浩計 Xアカウント
https://twitter.com/HirokazuKondooo
■ うるるIRサイト
https://www.uluru.biz/ir/
■IRに関するお問い合わせ先
ir@uluru.jp


<ご留意事項>
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?