最近は自分を振り返る事が多いんだよね、遠い昔の海に舟を浮かべるように
「約束」
遠い昔の海へと
舟を漕ぎ出した
海に映る月を掬い取ろうとして
ヘリを打つ波音は
君を呼ぶオレの声
それとも君の泣き声
忘れていた約束
月の上で俺たち
思うまま踊った
寸分違わぬステップで
飽きることのないダンス
けれど...
けれど太陽を怖れたオレが
君の手を離した...
水平線の彼方からやって来る
月の光を目がけて
一人でおぼつかないステップを踏みながら
舟を漕いでいく
水面に映る月の光は
ダンスホールへの招待状
忘れていない 約束
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