認証要素としてのメール 2024-02-17

現代において、インフラは破壊したいと思うまでもなく勝手に壊れる。時間による摩耗ではなく一企業の判断によって壊れる。

すでにメールは社会にとってのインフラだろう。
もはやフリーメールが受け付けられないサービスは絶滅危惧種だ。その結果、gmailは世界的な認証手段として普及している。もはやメールをコミュニケーション手段として使用している人間はほぼいないという話はここでは置いておく。
しかしgmailなんていつまであるかどうか分からないぞ。Googleのやってることだし。急にサービス終了なんて自体が発生しかねない。ポリシーが厳格化されつつある。これによって「メールは届く」が当たり前ではなくなると、メールプロトコルへの信頼が一気に揺らぐ。利用数が減れば、終了する判断をとるのは営利企業として誤りではないだろう。"Don't be evil."が社是だったGoogleはもういない。

Twitterが終わったのが去年の夏ごろだったか。
情報収集や情報発信、交流のための手段として社会インフラとなっていた。認証手段も提供していたが、経営者の挙動が不審になったので各サービスが一気にTwitter認証から撤退した。一企業が提供するサービスをインフラとして扱うことの脆さを十分に思い知ったよね。

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