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【シン・ウルトラマン感想】今更だけど感想を残しておこうと思います。


どーも。ばぁどです。
5月13日(金)の朝一の回にシン・ウルトラマンを観てきました。
TOHO新宿の朝一の回に行きましたので、熱量の高い方々と一緒に見ることができたかなと考えています。

公開されてから1ヶ月経ち、5回ほどシン・ウルトラマンを観まして、来週には4DXなどが解禁されると言うことなので、6回目が既に確定しております。
いやー、本当に個人的には大絶賛の映画でありましたが、シン・ウルトラマン鑑賞後、色々な人の感想を聞きたくなるような不思議な映画でした。


一度目の鑑賞を終えた後の最初の所感


非常にウルトラマン愛に溢れている映画だなと感じました。
シン・ウルトラマンを見た第一印象は、

ウルトラマンが好きな人の、
ウルトラマンが好きな人による、
ウルトラマンが好きな人のための、
ウルトラマン。


・・・・でした。

最初に東宝ロゴ→円谷ロゴ→株式会社カラー→ULTRAMANのロゴと次から次へと見覚えのあるロゴを大画面で見せられた後、お馴染みの幾何学模様から浮かび上がる文字。
シン・ウルトラマンでは、シン・ゴジラが現れるという粋な演出のあと、赤色の背景に白字のシン・ウルトラマンには心が躍ります。

その後、予想はしていたもののゴメスなどのウルトラQ出身の怪獣たち。
正直、禍特対のセリフで軽く消化されるくらいかなと思っていたら、最初から映像で矢継ぎ早にウルトラQの怪獣を見せられて、超特大のストレート先制パンチを喰らいました。
特にネロンガ、ガボラの系譜から、マグラーが出る!!と予想したファンも多くいたと思うのですが、まさかのパゴス。
そっちきたかー。まじかー。

冒頭の映像で脳の使用メモリの60%を消化したのですが、その後の初代ウルトラマンをフィーチャーする描写の数々にも感動でした。
ウルトラマンの空の飛び方で何があっても、飛び人形のような直立姿勢を崩さないウルトラマンや、随所にあるクルクル回ればなんとかなる(ならない場合もあったが)、初代ウルトラマンのBGMや、ザラブ、メフィラスにおける戦闘シーンの殺陣など、初代ウルトラマンを知れば知っているほど味わい深い映画でした。

特にザラブのくだりなんて、ほぼほぼ同じような展開(ジェットビートル→車などの違いはありますが)、構図を設けており、ザラブ回を試聴し直すたびに新しい発見をすることができました。
シン・ウルトラマン予習のために第18話「遊星からきた兄弟」を観て、先日も庵野秀明セレクション4Kウルトラマンを劇場で鑑賞したのですが、本当に色々な部分の描写がピッタリなんですよね。どれだけ好きなんだ。

そんな初代ウルトラマンの原液を抽出したような映画を出されて、個人的には「こんなウルトラマン、ウルトラマンした映画、普段はウルトラマンに触れていない一般層に響くのか??」とか「本当に樋口監督も庵野さんもウルトラマン好きだなー。馬鹿だなー。いやー、本当によくやってくれました。(拍手888888888888888888」など、いらない心配や両手をあげて新しいウルトラマンに出会えたことに非常に感動をしておりました。
(シンウルトラマン鑑賞後、一人で新宿の街をゲラゲラ笑っていたので相当な不審者だったと思います)

特に5月13日のSNS上における感想は、ウルトラマンファン、特撮ファンによる大絶賛の嵐しか目に入って来ず、映画としての評価がどうなっているかの参考にならないと言う状況だったかなと思います。

結果は数字が証明してくれているようで、シン・ウルトラマンは公開3週目でも映画興行収入ランキング上位に入るなど、無事に色々な層へとシンウルトラマンの面白さが届いてくれているのかな?ととても嬉しく感じております。


観れば観るほど新しい発見がある凄い映画


シン・ウルトラマンは観れば観るほど、新しい発見がある非常に凄い映画だなと思っております。
個人的に初代ウルトラマンを子供の頃から飽きるほど観ていたり、ウルトラマン好きの知り合いと感想、考察を交換しあったり、さまざまなシン・ウルトラマンを評価しているYouTube、ブログ、SNSを観た上で、自身の中での価値観、認識をさらに更新して、毎回挑ませてもらっています。

個人的に好きな描写が、神永となったウルトラマンが地球に住む現生人類を知っていく描写です。
最初に神永と浅見が会話するシーンが非常にチグハグだったのが違和感がありました。神永は自身の机上に大量の本を積み上げており、人間離れした速読で次から次へと本のページをめくっていくのですよね。
その際に読んでいたのが「広辞苑 第7版」。
広辞苑ですので、基本的に日本の単語などを網羅しておりますので、神永は浅見との初会話時に広辞苑に掲載されている日本語をほぼ把握していると考えていいでしょう(実際は広辞苑の半分くらいで閉じているので最初の会話時は読了していない)
※ちなみに広辞苑の第6版から「ウルトラマン」という単語は広辞苑に掲載されているそうですよ。

また浅見との会話の中で単語としてのみ認識している数々の単語の意味を咀嚼して学ぶ過程がとても良い。
浅見がバディ(相棒)という単語を出したことで、浅見の存在を初めて認識していました。また神永と浅見が所属している禍特隊の意味を”仲間”として認識するのも、この浅見との会話の中ででした。
その後も浅見とのコーヒーの件では”群れ”という概念を認識する描写もとても好きです。

それらの単語の意味を学んだ後に、不器用ながらも実践していく姿もとても良かったですね。バディだからといってβカプセルという大事なものを託すとか、少しネジが外れた大胆な行動をするのはご愛嬌ですかね。

シン・ウルトラマンを「ウルトラマン」として観る映画としては最高だが、一本の映画として観るには微妙?

シン・ウルトラマン観賞後、さまざまな感想動画がYouTubeにアップロードされ、個人ブログで感想を書き溜めている方もおり、拝聴、拝見しておりました。
その中でも一定して「シン・ウルトラマンは面白い。でも・・・・」が続く方が非常に多かった印象です。

あえて、シン・ウルトラマンがつまらなかったとおっしゃっている意見も聞きに行ったのですが、概ね「面白い」という単語は最低でも一度は聞くことができていた印象です。
また、普段はウルトラマンに触れていない層の方でも、一様に面白いという感想を聞けたので非常に安心しております。
(なんか、なんでこんなに他者の意見が気になってしまうのかが、本当に謎w。自分が楽しかったらそれだけでいいはずなのに笑)
中学、高校とあまりウルトラマン好きの友人がおらず、一時期新作ウルトラマンがTVでやっていない時代も必死にウルトラマンを応援した身としては、今シン・ウルトラマンが非常に多くの方に受け入れられている?のがとても嬉しいのだと思います。

また、シン・ウルトラマンを一本の映画として見た場合は、少し評価が下がっていたようです。
例えば、ウルトラマンが好きな筆者からしたらゲラゲラ笑うような描写でも、CGの動きが変だったり、なんで大車輪なの?みたいな意見を度々拝聴いたしました。
また、複数の短編エピソードを一つの映画に無理やりまとめたような構成も気になってしまう方には気になってしまっているようでした。

シン・ウルトラマンは初代ウルトラマンが面白いということの証明である

先日、シン・ウルトラマン公開記念で、下記の庵野秀明セレクションを映画館で鑑賞してきました。大画面で見る初代ウルトラマンなんて、この機会を逃したらなかなか観れないだろうなと思い、行ってきました。

いやー。
やはり初代ウルトラマンは良いですね。
やはり単純に怪獣が出てきてプロレスをするだけではない、しっかりと怪獣が出てくる理由があり、宇宙人が来訪する理由があるんですよ。
今見ても普通に見れる。だからこそ初代ウルトラマンやウルトラセブンの完成度が高くて感動しました。個人的にはシン・ウルトラマンにも登場するザラブ回が含まれているのもGoodポイントでした。

シン・ウルトラマンは想像以上に初代ウルトラマンそのものでした。
冒頭でも書きましたが、シン・ウルトラマンは初代ウルトラマンの原液を抽出したような映画でした。
個人的にはシン・ウルトラマンはシン・ゴジラのような、まったく新しいゴジラなのかな?と思っていたのですが、シン・ウルトラマンが内包している面白さは、初代ウルトラマンそのものの映画でした。
シン・ウルトラマンの面白さは、本当に初代ウルトラマンの面白さそのもの。これは初代ウルトラマンが面白いということが証明されたと個人的には思っています。

実際映画公開後、平日のラーメン屋で近くの会社員がシン・ウルトラマンについて話していたり、街中でも稀にシン・ウルトラマンについて会話しているグループがあったり、単純にカクテルパーティー効果かもしれませんが、非常に楽しい日々を過ごしております。

と、シン・ウルトラマン非常に面白くて感想ブログを出すのに1ヶ月かかってしまいました。
シン・ウルトラマン個人的に非常に楽しんでおります。
今後も何度か見に行きたいと考えているので、ぜひ続編を・・・・
円谷プロダクションさん、庵野さん、ぜひおかわりをお願いします。需要あります!何度も見にいくので!お願いします!!!

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