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適応する働きは 『運動の調和』


春の訪れや夏の蒸し暑さ、秋の青い空、冬の寒さ。これらは身体を活性化し、生命の息吹を感じる大切な瞬間です。
動物たちは毛が生え変わり、体の色が変わり、渡り鳥は北へ帰り、南へ向かいます。

これらは環境への適応の表れ。

動物も植物も、繊細に季節の変化に反応し、身体を変容させています。


人の身体は季節の変化に素早く適応すべく3ヶ月前から準備を始めます。


生まれた瞬間から死へ向かう道を歩む存在、それが人間です。
この旅路を自覚すること、そしてその中にひとつのサイクルを見いだし、変容の周期を巧みに操ることは、人間の知恵の深遠な表れでしょう。

自然の律動が、人間の身体にも繋がり、季節との調和が表れます。
気温が上がり春が訪れると、骨盤が開き、胸が広がり、後頭部が解放され、腰が伸びます。暑くなるにつれて、胸は開かれ、汗が出て身体が緩み、逆に気温が下がり秋が訪れると身体を捻り引き締め、骨盤がゆっくりと閉まり始めます。

そして、季節の変わり目には『風邪をひく』ことで、身体は変容し、季節のリズムに調和していくのです。

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