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「マルコと銀河竜」を今すぐ買ってこのゲームを駆け抜けてほしいという話

偶には俺だってガチで面白いものをオススメしたりすることもある。今回紹介するのはTOKYOTOONから2月28日に発売されたカートゥーンアドベンチャーゲーム「マルコと銀河竜」だ。

いつものクソ映画感想と違ってネタバレはほぼ無いのでごあんしんください

俺はたまたま店頭でこのOPムービーを目にしてしまい一目惚れして発売日にこのゲームを買ってしまった。カートゥーンアニメに弱いのだ俺は。ちょっと前にやってたカートゥーン調のアニメ「パンティー&ストッキングwithガーターベルト」も大好きだ。えっ?何?パンストってもう10年前のアニメなの?ウソやろ?

このゲームのメーカーはもともと「ノラと皇女と野良猫ハート」というエロゲをつくってた会社だ。しかしこのゲームはエロゲではない。というか主人公が女の子なので恋愛要素すらない。分岐もほぼないし、ほんの5~6時間で遊び終わってしまうゲームだ。

そんな短いゲームにフルプライス払えないという人もいるだろう。しかしこのゲームの良さは逆にそこにあると思っている。圧倒的なCGの枚数、所々で挿入されるカートゥーンアニメ、勢いが良すぎるテキスト・・・プレイ時間が短いからこそ場面場面が印象に残る面白いゲームになっていると思っている。

勢いがとても良い

このゲームはとにかく勢いがすごい。怒涛の勢いでストーリーが進んでいく。昨今のゲーム、アニメに稀によくあるくどくど説明するシーンは皆無だ。かといって置いてけぼりにされるなんてこともない。自然と世界観とストーリーが入ってくる絶妙なつくりをしている。

基本的にはギャグテイストなのも読みやすいポイントだ。どこかマヌケな敵キャラ達とのやりとり。主人公と相棒のドラゴンの珍道中。個性の強すぎる生徒会メンバー・・・とにかく見どころも多くて面白い。

かと言ってギャグ一辺倒というわけでもない。結構重い、考えさせられるテーマも投げかけてくる。終盤は結構シリアスに進む。しかしギャグとのアンバランスさは感じない。自然にシリアスなシーンに行くし、そこで投げかけられるテーマは個人的にすごく面白かった。

カートゥーンアニメのシーンもとにかくテンポが良い。昔なつかしのカートゥーンアニメのノリまんまで女の子達が戦ったりひっでえ目にあったりする。そんなにカートゥーンアニメのシーン自体は多くはないが印象には残ること間違いなしだ。

キャラがとっても個性的で面白い

アドベンチャーゲームでもっとも大切なものの1つ、キャラクターの魅力はそりゃもうバッチリだ。主人公のマルコと相棒のアルコは勿論のこと、他のサブキャラクターから敵まで。なんならセリフがほぼない蕎麦屋の大将も。兎に角ぶっ飛んでるヤツしかいない。数クリックすればトチ狂ったセリフが飛び出し本当に飽きさせない。

そんなキャラ達の掛け合いも面白い。よくもこんな面白いセリフおもいつくもんだって感じでキャラ同士が絡む。やはりキャラ同士の掛け合いというのはストーリーを構成するにあたってすんげえ重要な要素だというのを実感させてくれる。次にどんなキャラが出てきてどんな事を喋るのか。それが気になってどんどんゲームを進めてしまう。

そんなに長くないゲームではあるのだが、キャラそのものの数も中々多い。なのにほぼ全てのキャラに見どころが用意されているのもすごいところだ。出番自体はそう多くないキャラもいるが、印象にガツンと残る活躍はしてくれるので特に問題はない。もう少しこのキャラの活躍を観たかったなあといういい意味での不満は湧いてくるかもしれないが。

テキストアドベンチャーゲームやったことない人にもオススメだ。

このゲームはテキストアドベンチャーゲームをやったこと無くても、なんなら文字読む事自体が苦手な人にもオススメだ。前述した通り、読みやすいテキストにをものすごい勢いで射出してくるゲームなので、すいすい進むことだろう。

最近はエロゲ、ギャルゲも下火になり、こういったゲーム自体もあまり遊ばれなくなってきていると個人的には思っている。そういった層はソシャゲやラノベに行ってしまったのかなとは。クリックしてテキストを読むのが主体のゲームにフルプライス払うのはちょっと・・・ってなってしまうのかな?

この「マルコと銀河竜」はそんな下火のテキストアドベンチャーにあらたな可能性を示したすごいゲームかもしれないと思う。大量のストーリーを盛り上げる一枚絵。数こそそこまで多くはないがすげえよく出来たカートゥーンアニメ。それを盛り上げる声優の熱演。なんと行っても勢いよく駆け抜けるストーリー。本当にすごいゲームだと思う。

しかし、前述してる通りこのゲームは結構短い。5~6時間で終わってしまうし、別に分岐とかあるわけでもないので一周したら終わってしまう。それでいて値段はフルプライスだ。でもよく思い出してほしい。当時「ワンダと巨像」をフルプライスで買って後悔した人なんてごくわずかだろう。そのくらいの価値のある5~6時間を体験できると思っている。

このゲームはSteamでもサクっと買えるから!!さあ今すぐポチってこのゲームを駆け抜けてくれ!!

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