「Ghost of Tsushima」の面白さにビビった

1週間前くらいにはクリアしてたのだけど、今更ながら語りてえなって気分になってしまった。いやもう本当に最高のゲームでした。

ツシマを買うちょっと前に「ラストオブアス2」をクリアして超面白いゲームだったなあと思ったのだが、畳み掛けるようにまた超面白いゲームがでてしまった。ラストオブアス2もすげえ面白いとは思ったが個人的にはツシマはそれ以上だった。オフゲーでここまでハマったのは「ニーア・オートマタ」以来だと思う。

ちょっとアサシンクリードに似たゲームだったので今後もし、日本を舞台にしたアサシンクリードが出るとしたら否が応でも比較されるだろう。
ここ最近のアサシンクリードはマジで面白いのでツシマにノセられた形で作ったりしないかなという期待もあるけど。

まず題材がすげえ

そもそもこのゲームの舞台となる時代が良い。一般的に侍が主人公のゲームは戦国時代とか幕末とかになりそうだがまさかの元寇が舞台。少し前から凶暴すぎるとして人気のある鎌倉武士が主人公のゲームだ。

海外のゲームメーカーがこの時代を舞台にゲームを作ろうと思ったのが本当にすごい。やっぱ普通は戦国時代とかにしそうなもんだが。不思議な力を持った信長とかと戦いそうなもんだが・・・まあそれは昔CAPCOMがつくってたしね。

でもこのゲームは海外のゲームメーカーだったからこそ作れたゲームなんじゃないかなとも思う。あの過剰なまでの「和」の素晴らしい演出は逆に日本人だとやらないんじゃないかという気がするし。

ふつくしい・・・

そもそも元寇を題材にしたゲームを日本人がつくろうとしたら少し角が立ちそうだ。ちょっとだけセンシティブな案件になりそう。

日本もこんな素晴らしいゲームを作ってくれたお礼として十字軍を題材にしたゲームをつくったらどうだろう。

あらゆる要素が高次元すぎる

ストーリーは王道でかなり面白い。小茂田の浜で命を捨てる覚悟で蒙古軍と戦う主人公、境井仁。合戦には破れてしまい殆どの武士が殺されてしまうが仁は「ゆな」という山賊に助けてもらい命からがら生き残る。既に対馬はほぼ蒙古軍に制圧されてしまい地頭である叔父の志村も囚われてしまう。

しかし仁は全く諦めない。対馬の民を守る為武士としての「誉れ」を捨て闇討ち、毒殺などの外道な手段も使う「冥人（くろうど）」として戦い続ける・・・といったものだ。

ただ単に蒙古軍を悪者としてえがく単純な勧善懲悪ものではない。冥人となった主人公もかなり恐ろしい存在としてえがかれる。冥人として戦いつづけた先には・・・それは是非プレイして確かめてみてネ。

その他の要素もすごい。ステルスゲーとしても楽しいし、真正面から突っ込んでチャンバラアクションとしても楽しめる柔軟なゲームバランス。単純に刀を振り回す爽快感すごいし、次々と闇討ちで敵を仕留めるのもどっちも最高に面白い。

そして正直これが一番大きいとさえ思ったのがこのゲーム無茶苦茶快適なのだ。一度行ったところにはパパッとファストトラベルできるし、移動手段の馬はいつでもどこでも呼び出せる。UIもすごく使いやすいしロードもびっくりするくらい早い。移動のストレスも少ない。スイスイ壁を登れるし、スキルを習得すればすげえ高いところからも無傷で落下できる。細かくチェックポイントごとにオートセーブしてくれているのでちょっと巻き戻りたいなとおもったらすぐリトライできる。

ここまで遊びやすいゲーム今まで無かったんじゃないかってレベルかもしれない。本当にストレスが少ないのだこのゲーム。サクサク遊べるのついつい寄り道しまくって叔父上を助けるのを忘れてしまう。

演出がもうすんばらしい

もう本当に良い。やりすぎなくらい「和」を主張してくるゲームだがこれが見事にハマっている。各地で和歌が詠めるとか神社にお参りしたらすげえカメラが引いてこれでもかと景色をみせつけてきたりと。

最高だぜ。

大技をキメるとわざとらしいくらいスローがかかるのも最高に気持ちが良い。少しネタバレになってしまうが、いわゆるデビルトリガーみたいな「冥人の型」を習得するときのイベントが超ブチ上がる。発動中も強制的に白黒の黒澤モードになり超かっこいい。敵がビビリまくるのも最高だ。発動中の曲も良い。

あとはこれでもかと紅葉がハラハラと散る演出が頻発するのだがこれも最高に良い。雰囲気を出すのに一役かっている。紅葉が舞う中1対1で切り合うのはもう・・・エモい。コレに限らず1対1で戦うときのシチュエーションがどれもこれも最高だ。灯籠が沢山浮かんでいる中で、波打ち際で、朽ちた寺院の前で・・・男の子はみんな好きでしょこういうの。

ここ最近のPS4独占ゲーはマジで当たりが多い。ラストオブアス2、ゴーストオブツシマ、ガンダムマキシブーストオン・・・どれもこれも最高に面白い。PS5発売が近くなってきて本気を出してきたということだろうか。なんにせよ面白いゲームが沢山出るのは良い。