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ワーストガンダムはやっぱりDESTINYだと俺は思う

最近ようやくダブルオーとAGEを観終わったのだけどどっちも結構おもしろかった。ダブルオーはあんまりガンダムっぽくないけど普通のロボットアニメとして観たら結構手堅くまとまっていて良作だった。AGEも尺足りなくて描写不足だと思う場面はあれど何十年にもわたる親子3代の物語をそれなりに描ききったとは思う。AGEは酷評されることも多いけど俺はすげえ好きだ。ダブルオーとAGEだったらAGEの方が断然好きだな俺。

・・・いやぁ~~~その、種死(DESTINY)についてなんだけどこれを観たのは俺が中学生のときだからかなり昔だ。HDリマスター版は観ていないのだがTV版とスペシャルエディションは観ている。当時はモビルスーツかっけえなあとそこそこ楽しんではいたけどやっぱりよくよく考えてみるとおかしい点が多い。一番言われている主人公が何故か交代したのもそうだが、シンのクソガキっぷりにアスランの意味不明さ、キラが前作とは別人のようになっているところ、総集編が多すぎるなどなど。鉄血2期も大分やばかったし叩かれているがあれは作品の質というよりも1期がすげえおもしろかったからこそだ。あの1期からアレだからなんか怒りがわいてくるのだ。作品そのものの質の低さはやはり種死が一番だと思う。

鉄血がガンダムで一番駄作だと言う人もいるが今一度種死を見返して欲しい。やっぱ格が違うって種死は。

ちゃんと振り返るとやっぱやべえよこのアニメ

さっきも述べたがシンのクソガキっぷりはなんなんだ。ことあるごとに喧嘩売るやんコイツ。いやあのカガリってめっちゃ偉い人なんですけど大丈夫なのか軍人としてあの態度。あとアスランにやたらつっかかるのも中々だ。アスランの行動も問題だらけなのは事実なんだけどさ。フリーダム堕とした後に「フリーダム倒しましたよwwwwwwwwww」ってアスランを煽りに行くのはいくらなんでもだろ。そりゃ殴られるわ。

アスランが裏切って脱走してからは完全にもう主人公の面影がなくなる。同じ部隊にいる友人は洗脳してくるし、精神的に滅茶苦茶追い詰められてる感じになってくる。最終決戦のときなんて悲鳴上げながら暴れてるだけまである。余り物同士でとりあえずカップルになったルナマリアを勢い余って殺そうともしちゃくらい錯乱している。アスランもアスランでロクにシンに向き合わなかったくせに説教垂れるんじゃねえという気にもなるけど。何が「この馬鹿野郎」じゃバカ。

最終的にはキラに洗脳されて終わる。あーあ。

アスランも終始意味不明・・・というか脚本はアスランをどういうふうに描写したかったんだよって感じだ。最初なんか偽名つかってカガリの護衛として出てくる。いやなんで偽名なんだ?ザラ派の過激派を刺激しない為なんかな・・・?まあ、それはさておきその後再びザフトに復帰する。カガリ置いてけぼりにして。そんなんだから寝取られるんやで。いや、アスランは寝取られの性癖持ちなんかな。キラは寝取ち属性やし対になっとるんかな。寝取られのアスランに寝取りのキラ。相性バッチリだ。そりゃ親友にもなるな。

その後なんやかんやでまたザフトを裏切る。まあ消される寸前だったし仕方ないのかなあ。また新しい女連れているしよ。妹が好きな人と軍を脱走して生死不明になっちまったルナマリアが不憫だ。

キラもなんなんだアレは。前作の良さがなんか全て抜け落ちている。先の戦争で重大なPTSDを患ってあんなほぼ全ての人類を見下しているような性格になっちゃったんかな。隠居してたところに暗殺部隊送りつけられたから怒ってたんかな。ストフリに乗ってデスティニーと戦うシーンも中々怖い。「いまのがビームだったらやられてた!そう言いたいのかアンタは!」とシンに言われたときのあの絶対零度の表情はマジで怖い。

最後の「戦う覚悟はある!」と言うシーンもちょっとなんかね。「俺は戦えるから別にええで?というかスーパーコーディネーターだからデスティニープレンによってレールを敷いてやらんといけない下等人類の気持ちなんて知るわけないやん?」という風に言ってるきもする。・・・受け取り方に悪意アリアリかもしれんけど。

モビルスーツが戦うシーンはかっこいいのは確かなんだかバンクシーンがちょっと多すぎる気がする。前作でジンとかゲイツとか結構魅力的なオリジナル量産機だしてたのにいきなりザク、グフ、ドムを出し始めたのも個人的には残念だった。・・・というかなんでドムだけオーブ所属だったんだ?

ストライクフリーダムのデザインも個人的にはあんま好きじゃない。フリーダムはすげえかっこいいと思うんだけどストフリはちょっとなんか悪趣味だ。デスティニーガンダムは大好きです。めっちゃかっこいい。

でもやっぱみんな見るべき

なんでこんなこと言うのかというと種死について語り合うのがすごく楽しいからだ。いやまあ、楽しみ方としてはクソゲーオブザイヤーとかクソ映画について語るときとかと同じベクトルな気もするがそこは気にしないでください。

あのシーンの意味は?最初フリーダムの砲撃でシンの家族が死んだみたいな描写だったのにいつの間にかカラミティの砲撃になっていたのはなぜ?キラは実は前作とは別人の人造人間なのでは?アスランは彼女が寝取られることにこの上ない喜びを感じる人間なのでは?などなど。話題も多いし語っているだけで笑顔になれる。鉄血とかスター・ウォーズ7~9について語っていると怒りが有頂天になるが、種死について語るときは常に笑顔で楽しい気持ちになれる。

まだ観ていない人は是非観て欲しいし、最近のアナザーガンダムに不満を持っている人も見返して「種死に比べればマシだな」という気分になってほしい。ガンダムについて語ると戦争がおきたりもするが、種死はそんな荒んだガノタの心の癒やしてくれるアニメになるはずだ。




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