不語怪神(ふごかいしん)第2巻-歩岸足(ビーチウォーカー)
私カラシュトゥは平女司祭の三番目の息子だ。母の話では王の将軍の求めで母が彼に神の力を分かった(体を自由にさせた)ときにできた子供だということだ。母の姉は神殿エサギラ(注1)で女司祭をしている。つまり、母と、その姉は二人ながら先の王の娘なのだ。
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