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アムルタートのよもやま

皆様、こんにちは。
作家:明鹿人丸の秘書兼、HPなど管理しておりますアムルタートです。

今回、御紹介する記事は、こちら!


はじめに


本稿中では、
オーソドックスに

・神代文字
・アラハバキ
・古史古伝
・竹内文書
・東日流外三群誌
についての、
言及が為されております。

今更の感もありますし。
上記の話題に関し、
Noteで、わざわざ取り上げようとは思いません。

上記や日本超古代史に関し、
更に突っ込んだ原稿を、
お読みになりたい方は、
人丸先生に、どうぞリクエスト出して下さいませ!

捏造事件:イギリス


本稿中で、注目して頂きたいのは
「日本超古代史の謎」に付帯させてある、
「イギリスの偽史作家」と題する<コラム>です。

人丸先生の原稿の読み合わせを行いながら
「イギリスでも同じようなことがあったんだ!」と思い、
私は脱力してしまいした。

隠秘学は、
ディアゴスティーニ社から刊行されていた、
雑誌X-ZONEという雑誌に、
人丸先生が出稿した原稿を纏めたシリーズです。

雑誌X-ZONEが、刊行されていたのが、
1997年~1998年。

その数年後、
日本考古学学会を揺るがせる一大事件が起こりました。
・「知らない」方
・「知らない」世代も随分増えて来ており、
隔世の感があります。

今回は、その一大事件!
「旧跡捏造事件」を取り上げたいと思います。

旧石器捏造事件:日本



旧石器捏造事件と言うのですけどね。

・旧石器時代の遺跡として
・座散乱木(遺跡)とか
・馬場壇Aとか覚えさせられた!
・山川の教科書の欄外に載ってた!
・私の青春返せ!

という日本史選択者、どうぞお集まり下さい。

私の友人で、
東北出身の人(女性)がいて、
彼女は史学科出身なんですが。

この「旧石器捏造」事件の煽りを喰らって、
「所属してたゼミが吹っ飛んだ(消えた)」そうです。

たまに、
この話になると「私の青春、返せ!」と吠えてます。

ゼミ1つ吹っ飛んだなんて、
そりゃ、吠えたくなりますよね。。

奇しくも、
ディアゴスティーニ社から雑誌X-ZONEが刊行された、
数年後に勃発した事件だったわけなんですが。

それを思うと、
コラムに記された人丸先生の先見性には、
ただ、ただ、驚くばかりです。

現行の高校の日本史教科書における記載


それでね?皆様。

特に、かつて

・座散乱木(ざざらぎ)

この漢字の書き取りに苦労させられた、
日本史選択者の皆様!

現在の日本史教科書等で、
「私の青春返せ!」的な、
この<旧石器捏造事件>が、
どう扱われているか、御存じですか?

旧石器捏造事件そのものに関しては、
Wikiなど、参照して下さいませね。

それで、
旧石器捏造事件に「私の青春返せ!」的な思いの有る、
かつての日本史選択の皆様!

今の日本史教科書では、
旧石器捏造事件に関し、何ら言及されてないんですよ。

当然、
・座散乱木や
・馬場壇Aの名称も、
消えてます。

そりゃ、消えますがな。
だけど、
黒歴史として、語り継ぎましょうよ!

でも、日本考古学を揺るがせた大事件だったんですから。
・黒歴史として
・後世への戒めとして
・キチンと語り継いだら?と
アムルタートなんかは、思うわけです。

そんなわけで
「21世紀の隠秘学第5巻」刊行に併せ、

・現在の高校の日本史で、
・教科書等の教材で、
・旧石器捏造事件が、
・どのように扱われているか?

以下、検証して行きたいと思います。

日本史用語集


①日本史用語集。
・右が河合塾、左が山川。

結果)
旧石器捏造事件に関する記載なし。

山川の詳説日本史研究


・右が新版、左が旧版

結果)旧石器捏造事件に関する記載なし。

日本史資料集:浜島書店

では、
日本史の資料集は、どうでしょう。

まず、学校採用の多い浜島書店。
浜島のHPと突き合わせました。

2022年10月当時では、
最新版だろうと思います。

旧課程:日本史B
辛うじて1行、記載があります。

現行の新課程:日本史探求
日本史探求と名称変更後の、
最新版に関しては、未確認。
入手次第、記載を追加します。

日本史資料集:帝国書院


次に帝国書院の資料集。

帝国書院の資料集に関しては、
私が持っているのが、1つ版が古いかな?と思います。

旧課程:日本史B
辛うじて1行、記載があります。

現行の新課程:日本史探求
日本史探求と名称変更後の、
最新版に関しては、未確認。
入手次第、記載を追加します。

日本史資料集:山川出版


では肝心の!

・日本史と言えば山川!

山川出版の日本史資料集を見てみましょう。
少し、古い版から!
(現在の最新は、第10版です)

A)第6版


当時の新聞記事が載ってます。
これぐらい載せないと、わかんないですよね~
さすが山川!

B)第8版

こちらでも、
第6版で掲載されている、
当時の新聞記事が生き残ってます。

C)第9版


こちらでも、
当時の新聞記事が生き残って、
掲載されています。

d)山川10版
9版までは、
旧課程:日本史Bの時代。

10版が、
新課程:日本史探求の資料集です。

そして!
・山川出版の、
・最新版に当たる、
・日本史資料集第10版では!?

9版まで生き残っていた、
「当時の新聞記事」が、
ついに、丸ごと、消えました。

どうしてなの?
山川・・・

日本史教科書

旧課程:日本史Bの
山川の日本史教科書。
旧石器捏造事件に関する記載なし。

以下「記載なし」の文言が続きますが、
<本当に>一言も欄外も含めて、一切無いです。

新課程:日本史探求
現在の最新版の教科書は、以下ですが、
こちらにも記載なし。

新課程:日本史探求


ついに!
旧石器捏造事件の記載が、
高校日本史から、
本格的に消滅し始めました。

日本史B→日本史探求へと、
指導要領が切り替わった時点で、

唯一、まともに記事が残っていた、
山川の資料集からも
「旧石器捏造」に関する、
当時の新聞記事が消えました。

この事実は、
ここに記しておきたいと思います。

現状


つまり、旧石器捏造事件に関し、
公的な日本史教材において、
当時や当時の衝撃の痕跡を残す教材は、
ほぼほぼ消滅。

日本史選択者が、
当時の事実に触れる機会は、
ほぼ消滅したと考えてよいかと思います。

念のため、再掲します。

参考)
帝国書院資料集(旧版)

浜島書店資料集(旧版)

山川出版資料集で、
かつて掲載されていた頁。

山川出版の資料集から、
該当記事(当時の新聞記事の縮小)が、
消滅したのは、
当時の騒動を知る者としては、
何とも残念です。

探求だの思考力だの


・探求だの
・アクティブ・ラーニングだのと

「美しい」言質を纏わせるなら!

「こういう事例をこそ、
大事に取り上げるべきなのでは?」と。

結局は、
「臭いものに蓋かい!」

と思う程度には、

今回の山川資料集の最新刊(10版)から、
当時の新聞記事の縮小版が消えたことに、
ショックを受けています。

あれだけの大事件が、
教科書や用語集、
更には用語集からも、
記載が消え。

後世に
・戒め
・教訓
・事例
として語り継がれ、
高校生なら高校生なりに検証することもなく、
歴史に消えて行くのなら、

50年後、100年後、
また同じような(もっと手の込んだ)事が、
起こらないとも限らないと思います。

少なくとも、私は。
しつこく、
当時の昔語りをし、
伝えて行きたいと思います。

国内最古の文字!?実はコンタミ


2022年には、
「国内最古の文字では?」と思われたものが、
実はコンタミだったという記事が出まして。

「ガックシ」となった向きも、多いのでは?と思いますが。

旧石器捏造事件当時を知る者としては
「実はコンタミでした」が、
公になるようになっただけ、
健全だなぁと思ったのでした。

















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