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不語怪神(ふごかいしん)第2巻-血を流す犬(第3話)

ポリュドロス

対立の余地の無い時間を、呪いとは無関係な場所を探して構築しなければなりません。彼の回りでは時間なるものは無く、神話的現在がおぼろに安らっているのでしょう。魅力はその個性にあるなんていうことを言うけれども、彼の個性にほれていた人達は、一体個性ということの本来ある場所を知っていたのでしょうか。

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