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Hyperlite Mountain Gear/Porter 4400

「定番とは何か?」第一回目の連載です。2018年に「山と道」さんのページに同テーマで寄稿した内容をアップデートしていきます。月一連載で全12回を予定。こちらのマガジンは無料と決めました。

初回に登場するのはHMGのバックパックです。カタログスペックは70リットルで1129g。2013年購入となり、8年程使いこみました。現在手元にある実物はキューベン生地がかなり傷んでおり、ロールトップの吹き流し部分に大規模補修を加えてあります。過去Twitterではキューベン生地を使ったバックパックの耐用年数は5年と発言しましたが、それは表向きの発言です。道具は補修してからが本当の意味で自分の身体の一部となります。ピカピカの道具を使っているうちはまだひよっこハイカーですよ。

この頃はまだピカピカの1年生

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■パッキングスキル
大型バックパックをULスタイルで使う場合、この写真↓のように吹き流し上部にあまり荷物を入れず、余裕をもって40~50リットル程度の容量に荷物を収めると背負いやすいバランスとなります。イメージはランドセル。胴回りが広い大型バックパックをあえて選び、容量はフルに使わずに最適なバランスでパッキングする術を身に着けています。

拾い画像ですが、こちら↓が私の理想のバックパック像。横幅があり、首の後ろに荷物が無い状態です。

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■現在までの変遷(これまでに施した改造)

①底部から切り込みを入れて背面パッドを取り外し(必要な時だけカットしたパッドを挿入)

②アルミステーの替わりにカーボンパイプをカットして必要な時だけ挿入

③ショルダーハーネスにループを縫い付け、厚手のグローブ着用時の操作性を向上。ドリンク用のメッシュポーチも2個取り付けてます。

④フロントメッシュポケット取付。購入当初はポケットを付けることを頑なに拒みましたが実際付けてみると快適すぎました。もっと早く付けるべきでしたね。

⑤上部ロールトップの破れた箇所を切除して補修

⑥ウェストポーチを取り付けるアタッチメントを縫い付け

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■現在の使い方
一時期程長期で山を旅することは減りましたが、1年を通じて2~3泊程度の縦走やスキーハイキングではメインパックとなります。今季は4月の奥利根スキー縦走やGWに歩く伊豆方面にも連れ出す予定です。ちなみに現在の重量は820gです。

■定番の理由
もし完全に壊れて使えなくなった場合、再度同じものを購入するかどうか?そこが定番とそうでない物の違いです。実際の話、手持ちのポーター4400がダメになったら容量を1つ増やしてポーター5400を購入する案があります。その場合、最初からロールトップの吹き流し部分を半分にカットし、軽量化と容量ダウンをするつもりです。新品にハサミを入れるのは勇気が要りますが。。


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