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モンベル ULサーマラップパーカ

定番とは何か?黒帯ハイカーへの道。7回目の今回はインサレーションウェアのご紹介。

ハイカーの装備の中でも花形ギアとなり、テント内でのリラックスタイムに大きな差が出るアイテムです。ロフトが大きく高価なダウンジャケットこそ最上!と言いたいところですが、経験を重ねるとダウン衣類はより簡素になり、その分の重量を寝袋やマットに振り切った方が軽量化と保温性の両方を満たす事に気が付きます。私自身、ハイキングを始めたての頃は憧れのブランドの高価なダウンジャケットをギアリストに加えていましたが、現在では化繊素材の薄手のインサレーションジャケットに落ち着いています。

冬季の遊びがBCスキーに偏重しているため、保温着に関してはテント内だけでなく行動中のビレイジャケットとしても出番が多くなります。氷点下20度以下の低温下や強風吹き荒れる稜線上のハイクではハードシェルの上から着用できるようにやや大きめのサイズ、そして濡れに強いことが選択条件となります。

1年中通して私が選択するのがモンベルのサーマラップパーカです。現在使用中の物で3代目。メインのインサレーションウェアとして使うようになって6年になります。通常の衣類はLサイズですが、ハードシェルの上から着用できるようにXLを選択。より作りの大きなUSモデルを使っていた時期もありました。最新の素材を使っているわけではありませんが、絶妙な薄さと保温力が魅力です。安価で扱いやすい点も気に入っています。

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厳冬期のBCスキーでは7分丈のサーマラップパンツもセットで使用。

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メリット
安価
そこそこ軽量
洗濯機で気軽に洗える
緩いシルエット

比較対象として2つのタイプの保温ジャケットをご紹介します

①FEATHERED FRIENDS/FOODED HERIOS

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最強のダウンジャケット。FP値850、eVent仕様。厳冬期のテント内や休憩時には最強ですが、行動着と兼用する場合は暑すぎます。テント内でのみ着用する冬季ハイキングなら選択する場合もありますが、BCスキーの旅に連れだすことはめっきり少なくなりました。クリーニングも大変なので正直タンスの肥やしになりつつあります。

②mont-bell/プラズマ1000ダウンジャケット

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軽量化を意識した3シーズンのハイキングならアリですが、雪の降る季節だと屋外での着用には向きません。乾いた雪質で氷点下なら吹雪の中でもハードシェルの上から着用できますが、湿雪の多い日本海側のBCでは使えません。化繊ジャケットのブーストとして下に重ね着するならアリです(記事参照/2015年)。

保温力のブーストについて
厳冬期の悪天候の中で行動していると、もう少し保温力が欲しい時があります。その場合、前身頃の部分にだけ裏側からダウンを封入しても良いかもしれません。ほんの少しダウンを加えるだけでも違うはずです。

他、テント内で寒い場合、上記リンク記事のように、薄手のダウンジャケットを重ねる手法も有効です。順番は化繊の下にダウンが鉄則です。睡眠時はダウンパンツとして下半身の保温に使います。

補足
経験上、薄手化繊インサレーションに落ち着いていますが、私の行動範囲が2000m以下の山岳エリアに限定されますので、より高山で行動する場合はまた違った選択肢になるはずです。また、テント内ではすぐに寝袋に入る為、ダウンパンツは不要と判断。上半身が寒いのも食事の時だけです。食べたらすぐ寝ます。

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