大学に行かなくなって半年が経った

みなさんこんにちは、うらかんです。

新型コロナウイルスの影響で去年の後期期末テストを受けてから一度も大学構内に立ち入ることのないまま、今年の前期が終了しました。

オンライン授業で先生との生のコミュニケーションが取りづらく、また友達とも一度も会わないまま過ごした半期は、今思うと意外に寂しかったなあと感じています。

特に今年は3年生になる年だったので、今まで以上に受ける授業数が減り、友達と会う機会も減るのがわかっていたので、そこに追い打ちを掛けられたような感じです。

3年生になるとゼミが始まるのですが、私の所属するゼミは対面授業ありきで進む内容だったので、オンラインでも質を保ったまま授業できるように調整する先生が本当に大変そうでした(実際そう言ってた)。その結果、最初の頃は授業時間が全然足りなくなってしまったり、オンライン授業に対する学生のセッティングが上手くいかなかった結果先生とのコミュニケーションがうまく取れなかったりして、かなり疲れた印象があります。

課題の多さもネックでした。先生もオンライン授業に慣れていないため仕方のないことだとは思うのですが、とにかくレポートの負担が尋常ではない。今までなら「授業を受けて、その時間内に完成させられる程度のレポート量」だったのが、おそらくオンラインだから時間たくさんあるよねという考えのもと「時間いっぱい授業をやり、そのうえで””授業時間外””にレポートを書く」のが普通になってしまいました。まだ授業時間外に提出可能なら救いがあるのですが、私が受けた授業には「1時間40分の授業の中で論文や単行本を50~60ページ読んだうえで、その授業時間内に600字+600字+200字のレポートを書く」というものがあり、さすがにこれはまともに文章を読むひまがありませんでした。(感覚としては、旧帝大の小論文試験の4~5倍の文章量で、設問の量も多め)
この課題は後日変更されたのですが、それでも授業時間外にやることが前提になっているレポートは、かなり大変でした。

なお、復習しないのが前提なのかという意見はいったん置いておいてください。あくまで「授業時間内」に限った話です。ただ、復習は必要だと思うものの、今まで私が復習までした授業は数えるほどしかありません。

しかしながら、良い面もそれなりにありました。

まず、ずっとオンライン授業なので、授業の映像を流しながら家事ができる。これがかなり助かりました。洗い物をしながら隣にパソコンを置いて、授業映像を見ることができたり、洗濯物を回している間に授業レポートを書くことができたりしました。正直一人暮らしの人間には、時間の使い方が上手くない限りは、こういった「ながら時間」を有効活用できるほうがずっと助かります。

次に、昼ごはん代が浮かせられる。基本自炊をするので、前日の残りを食べたり、冷蔵庫の余りものでササっとご飯を作ることができたりして、本当に助かりました。自分が結構ご飯を食べる人間なため、学食だとなんだかんだいって400~500円飛んでしまうことが多々ありましたから…。

最後に、これは資料配布型の授業かつ授業時間外に課題が提出できる授業のみでのメリットなのですが、どうしても体がつらい時や、眠気があまりにひどくて授業が全く頭に入らないとき、一旦寝てからやりなおせるのはかなりの強みでした。通常の授業では、2回同じ授業を受けることは不可能に等しいと思うので、この点に関してはオンライン授業の「授業本体」の良さだと感じました。

そんな中で今日、半年ぶりに話す友達とオンライン飲み会みたいなことをしました。諸般の事情でカメラはつけませんでしたが、久々に話す友達との会話は思っていた以上に楽しく、かなりの長電話になりました。
でもこれが今まで通り学校に行っていたのであれば、この会話もここまで記憶に残らなかったのかなあとも思いました。「全然会えていなかった友達との久々の会話」というのが、楽しさを増幅させていたのだと思います。

そう考えると、大学に半年行かなかった→行けなかったがゆえの「楽しさ」もあるのでは?と思い始め、昨今の状況も一概に悪くは言えないと感じてしまいました。

おしまい。

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