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きまぐれ学問所

『きまぐれ学問所』(星新一)は1989年刊行で、出てくる本も昔のものだろう。「発想法」(渡部昇一)を読んだんだろうか。ジプシー、フランクリン、李白は「歴史と人びと」に出てくるからそのつながりかもな。

吉川幸次郎の「論語について」という本を読んだら吉川氏は論語と杜甫がお好きらしい。それに対抗して、老荘と李白かもしれないね。おれは「できそこない博物館」はヤスパースと仁斎だと思っているが、フランクリンと老荘に至ったのか。なぜフランクリンを取り上げているのか。カフカの「アメリカ」の解説によればカフカはフランクリン自伝を読んだみたいだ。よくみると「学問所」190ページに「作家のカフカ」が出てくる。

中村天風を褒めていて、東洋思想に思うところがあるらしい。しかし「東洋的無」はけなしている。筑摩書房や化学同人に恨みがあるらしい。星新一の伝記に書いてあるのかなあ。実は「独創開発論」は持っている。「戦場のメリークリスマス」を見たらしい。

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