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さくらラテおまたせしました

その日の天気が良いことを喜べるとき
子供の泣き声に気を悪くせずにすむとき
街角で立ち止まり美しい人や所作に佇むとき

こういう日は調子が良い

僕にとっての、人生における重要な意味や、メッセージが、何気ないものや人との出会いのあちこちに隠れているような気がして、

じっくり見て、
じっくり聞きたくなる。

こういう瞬間を、僕は”世界に心が開いている状態”と呼んでいて、別の表現をすれば「旅人モード」とも言っている。そんなことを以前話したら、別の旅人は、同じような感覚を”チャクラが開いている状態”と呼んでいた。

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調子が良いときは、いつも通っている道も、まるで初めての場所かのように味わい深いもののように感じる(フリをして)ゆっくりと歩く。そんな時、僕は微笑すら湛えている恐れがある。ちょっと変なやつになってしまったか

”何かを急いでしやなあかん”なんてことはなくて、単純にこの世を楽しむための心の状態。

The mere existence surely has its central role to play in this world.
何しもが、この世界において、中心的な役割を担っている

ふとアルケミストの一節が、頭に思い浮かんだけれど、論理的な接続はそれほどわからない。

浅草にあるスターバックスの店員さんの無駄のない動きに見惚れる。ここでは5人中3人がボブで、今は皆マスクをしているので、顔全体がまるっこく可愛らしく見える。

作業の手順を眺める。

カップにさくらのソースを入れて、スチーマーで温めたミルクを半量注ぐ。スプーンで混ぜてソースを溶かして、残り半量も注いだら、ホイップクリームを上に浮かべる。最後の仕上げに、薄いピンクのあられとドライクランベリーのトッピングを乗せたら出来上がり。

天気のよい今日は、さくらミルクラテが良く出ているようだ。

(以上)

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。