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自論

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短編詩集みたいに書いてます。 忙しいときにこそ、読んでもらいたい一転語のようです。
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2024年7月の記事一覧

自論②⑨:「幼少の記憶⑸ <神隠し>」

真夜中の町田市の山の麓に 民家がポツンとあって、 そこに色んな地区の人たちが宗教行事として集っていた。 「わたし」は、まだ、幼少間もない頃のことであって、 文字も書けない年頃のことであった。 民家の外に大きな野原があったのを覚えているが、 野原の草むしりを弄って遊んでいると、 そこに幽霊が寄ってきた。 その幽霊は、白い女の幽霊なのか、 はたまた、ゲートボールっぽい爺爺なのかは、覚えていない。 されとて、知らない森の方に連れ去られるように遊ばされていたのであ