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328億円の行方が気になる

最近、私が気になっているニュースは、どうやらエイプリルフールではなかったらしい政府の布マスク配布プロジェクトの予算。総額は466億円なのに、受託3社から調達した契約額は合計約90億円だったという話。

残りの8割をどう使ったのか、すごい気になる。

ねえ、そこの部長さん。部下が接待交際費で100万円申請してきたのに20万円分しか領収書出さなかったら「残り何に使ったの」って聞くでしょう?

ねえ、そこの母ちゃん。子供が、200円のお菓子かいたいから1000円ちょうだいっていったら、「差額の800円はどうするの?」って聞くでしょう。

日本の5700万世帯に対して普通郵便で送っても送料は48億円(政府の大型プロジェクトで定価っていってほしくないけど)…まだ7割残るよ。

<単純すぎるけどわざわざ図式化するほど気になる>

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割合が逆なら聞かないけど、どこいったのよ残りの328億円は?

与党は「単価が分かってしまうから」という理由で内訳を開示していないようだけど、単価が分かって何が悪い?ていうか、単純に所与の数字からの概算で、90億円÷1.3億枚(世帯数x2)=原価は80円弱…と、小学生でも解ける。そこじゃないだろ。前提が違うなら違うと言ってほしい。

このようなお金の流れの透明性を徹底してくれないから、混乱に乗じて内輪の埋め合わせに使ってやしませんかと勘繰りたくなる。財源が付くとき、そこにどんだけ有象無象の魑魅魍魎が湧いて集るかということも知っているので、あわせて勘繰ってしまうんですけど。

野党もマスコミも、こういうところこそ徹底追及をして政府の行動基盤を変えてほしい。「そうできない大人の事情」みたいなものがあるというなら、この大きな転換点にぶっ壊れちまえ、そんな馬鹿な事情。

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