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愛とは、あるいは不完全性を許し合うこと

最近友達のおすすめで見た、Queens Gambitていうドラマ@ネットフリックスが、非常に気に入ったので紹介します。

孤児の女の子がチェスの天才で…ってあらすじを語ってもちっとも面白くないんだけど、まあ、7話完結でサクッと見れるし、騙されたと思って見てみてくださいな。

アメリカとソビエト(社会主義)の精神的対立が生々しかった時代。主婦のアル中が社会問題となり、キッチン・ドリンカーという言葉が生まれた時代。ついでに、女性蔑視や人種差別が普通に空気中に漂っていた時代。

「閉塞感」って、いつの時代にもあるものなのかもね。

その閉塞感が、ことさら強烈なエピソードで語られることはないのだけれども、彩度抑え目のおしゃれな映像からすごく伝わってくるの。その中に、人間の幸せがあり、光があるの。主演女優が魚みたいな顔なんだけど、可愛くって、表情で魅せてくれる。脇役も、一人一人魅力的で。

これを見て、「愛」とは、あるいは互いの不完全性を許しあうことなのかもしれないと思った。

施設の親友との関係、義理の母との関係、ボーイフレンドとの関係、ライバルとの関係、全てが最後に輝く。

私にしては珍しく、2回見ちゃった。

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