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You have time

私の同世代は、子供の頃「ベスト・キッド」(1984年)見た人も多いと思う。いじめられっ子のダニエル少年が、ミヤギ師匠に空手を教わって、不良のジョニーを倒すやつね。記憶力の悪い私も、そのシンプルなストーリーと「鶴のポーズ」は覚えている。

その続編の「コブラ会(Cobra-Kai)」というドラマがNetflixで見られる。おすすめしたいのでネタバレしない程度に紹介するが、

リメイクじゃなくて続編なの。ダニエルたちが歳を取り大人になってからの話で、すごいのは、当時の子役本人たちが35年の時間を経て演じている。(よく似た雰囲気の役者みつけたなあと思ってたら本人だった)ダニエルは自動車ディーラーとして成功していて、ジョニーはそれらしくダメな大人になっている。それぞれ子供もいる。

私は友達に勧められてあまり期待せずに見はじめた冒頭で、デスパレートなジョニーの罵詈雑言がマシンガンのように発射されて、うわー、と思った。が、それを乗り越えたら飽きずに見続けてシーズン2に突入してしまった。

それで昨日食事の用意しながら見ていたら表題のセリフがでてきた。該当エピソードにポッと出てきてすぐ消える端役の言葉なのだが、このドラマの根底のメッセージを凝縮したような、エッセンシャルな一言。

だって、まあまあなっていうか、もうそうとうおっさんなんだ。あの弾けるような少年時代から、長い時間がたっちゃったんだ。けど、まだ、君には時間がある。

わたしたちには時間がある。

時間がある。

なんだってできるんだよ。時間があるならば。

と思った勢いで、紹介を書いておきます。忘れてる人は、ベスト・キッドの最初の一本(ジャッキーチェンがリメイクしたやつじゃなくて、クラシックのほうね)をおさらいしてから、ぜひ。

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