IPOへの苦難の道 ~14~
-規程の整備-
皆さん規程って眺めたことあるでしょうか?規程はあるけど意識したことない人もいるんじゃないでしょうか?
実は僕自身もこの仕事始めるまで規程なんて眺めたことなかったんですが、
あれには作成者の汗と涙の結晶が詰まってます!しっかり見てあげましょう!
まぁ、冗談は置いといて、
規程には会社の決まり事が書かれているので、読むに越したことはないのは間違いないです。
自分の会社は副業は大丈夫なのかとか、
冠婚葬祭時の会社からの手当は何を貰えるのかとか、
一度確かめてみるのもいいかもしれないです。
さてそんな規程ですが、IPO業務はこの規程に沿った会社の体制を整備する業務と言っても過言ではありません。
要は規程がIPOの基盤となるわけです。
なので、規程はしっかり作りましょう。
よく規程が下記のような会社に出会います。
・組織図にない部署が書かれている。
・「および」、「及び」といった文言の使い方がバラバラ。
・業務の決裁権限者が誰かわからない。
などなど
これはIPO上NGです。
上場の審査は「心証形成の場」と言われ、"この会社は社内の管理体制がしっかりしているか"を審査官が納得できるかにかかっています。
上記のNG例があったりすると、「この会社は文書の作成も適当なんだ」と判断されてしまいます。
何もそんな細かいことでと思われるかもしれないですが、これはマジなんです。
一度心証が悪くなるとどんどん審査が厳しくなるので、規程作成の段階からしっかり対応することをオススメします!
あとは規程作成上のアドバイスですが、なるべく規程本文には部署名を入れないようにご注意ください。
規程一覧表か何かで所管部署を決める形がいいと思います。
でないと組織変更がある度に全ての規程の部署名を変えるという謎の作業が発生します。
ということで、丹精込めて規程を作成ください。
所属
合同会社UKTGコンサルティング
https://uktg.co.jp/trust/
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