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後から身につけられるもの。後から身につけられないもの。

「J.Y.Parkさんの人を見る目。人を見出し、育てて、プロとしてデビューさせるまでの力が卓越している」という田端さんの解説。部下(特に若い女性)のマネジメントに悩んでいる30〜40代のおっさんは全員見るべし!と。それだけでも、若い女性と共通の話題を持つことができる。

虹プロジェクトのオーディション選考で、J.Y. Parkさんが徹底したのが「後から教えられること」「後から教えられないこと」を区別すること。歌やダンスの上手い下手(=技術)は後から教えられるのでオーディション段階ではそこまで重視しない。それよりも、人のアドバイスを受け入れられる素直さ、人を明るい気持ちにさせられる笑顔や、雰囲気のある女性が選ばれる。

教育の考え方で「読み書き算盤はあとからでも身につけられる。それよりも重要なのは情操教育」というものがあるが、J.Y.Parkさんが求める人材も、まさにこの情操教育を受けてきた子たちだと思った。

島田紳助がまだタレント活動をしてた頃、無名ながらも、素晴らしい歌手に出会ったことがある。技術的なことはわからないが、とにかく人の心を打つ歌声で、初めて聞いたときは涙が止まらなかったそうだ。あまりにも良かったのでこの歌手のLIVEに後輩タレントを何人か連れていったら、見事に反応が分かれた。売れてるタレント(フットの後藤とか)は涙をボロボロ流して「あれ?なんで自分こんなに泣いてるんですかね」だったのに対して、売れてないタレントは「まぁ、上手いですね」以上の反応がなかった。


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