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私は4年ほど前から公立の小中学校で
外国ルーツの子どもに
日本語や教科学習の支援をするボランティアをしています。

先日、ミャンマーから来た中2の男の子に漢字を教えている時、「感謝」という熟語が出てきて
深く考えずに「“謝“の訓読みは?」と聞きました。
当然答えは「あやまる」なのですが
待てよ?「感謝」と「謝る」って
どうして同じ字なんだろう?
と内心 自分にツッコミを入れながら、その場で答えが出ませんでした💧そして、密かに
自分への宿題となりました😅

「謝」という字は「言」+「射」に分けられます。

「射る」というのは
弓の弦をピーンと張って🏹
パッと離して緩めると同時に矢を放つ⁀➷
…という動作ですよね。

何か相手に悪いことをしてしまった時、
人は「悪かったなあ」と思う気持ち、つまり
「負い目」を感じます。
その時少なからず「緊張」すると思います。
あたかも「心の糸をピーンと張る」ように。🏹

でも、「謝る」ことで
その「負い目」を解き放つ⁀➷
つまり「負い目=心の負担」を軽くするというわけです。


では「感謝」は❓

想像してください。あなたがスマホを失くしてしまった時のパニックを…😱😱
そして探し回った末に、どこかで拾ってわざわざ届けてくれた人がいたとしたら、神様に見えますよね😇
と同時に、気持ちに「借り」ができると思います。時間と労力を割いて、届けて「もらった」という、「借り」つまり「負い目」です。
これは返さないと気がおさまりません。「気がすまない」のです。🏹

そして「ありがとう」などの感謝やお礼を言うことで、その「負い目」から解放され
「気がすみ」ます。⁀➷

だから謝る時も、お礼を言う時も
「すみません」と言えるのです。
ちなみに明治以前は「かたじけなし」
と表現していました。

感謝とお詫びは
ウラオモテなのですね。

晴れて私の宿題コンプリート🌈

子どもに
「感謝」「すみません」を
聞かれても、もう怖くない…🤭


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