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仕事を辞めたいメンバーに何を伝えるべき?Part_2

前回「仕事を辞めたいメンバーに何を伝えるべき?Part_1」といった内容で、退職相談をしてきたメンバーの話をしました。今回もその続きをするので、前回の記事をさらっと読んでいただけると幸いです。  

ここから本題にはいります。

僕はメンバーの退職続き、悩みすぎないようにメンバーが辞めた理由を他責で考えるようになった。「自分は精一杯相手に寄り添った」「メンバーにも責任があり、自分で行動を起こさないのが悪い」と考えるようになりました。その状況で、③タイプの退職者が現れました。

*下記が前回紹介した、3つの退職理由です。

3つの退職理由
①【仕事内容】_自分のやりたい仕事ができていない
②【成長】キャリアアップが見えない&成長ができない
③【職場環境】ヒト・もの・カネへの不満

③タイプの対応方法

③のタイプのメンバーは、給料と会社の方針に不安を持っている方だった。

話を深堀してみると

この会社では給料が上がりにくいと思う。なので、いくら頑張っても給料が上がらない可能性があるため、給料がいい会社に行きたい。
今の会社のやり方は良くないと思う。他社はもっとこうしているので、こうしたほうがいいと思う。でも、この会社はなかなか変わらないと思うから他の会社に行きたい。

といった話が出てきました。

この時僕が思ったのは、「何か行動を起こしていないこの人が悪い!」って思いました。給料に関しても想像の話だし、会社の方針に関してもそう思うなら自分で何かしらの行動を起こすべきではないのか。

しかし、メンバーが減ることを恐れた僕は、またメンバーに寄り添うために「共感」するようにしました。しかし、この「共感」は何も生みませんでした。むしろ、逆効果で「この人もこんな風に考えているのか?」と、相手をさらに不安にさせる要因にもなりかねません。

最終的にこの方には、何もしてあげることができませんでした。退職してしまいました。

とゆうか、他責で考えていた僕は、何もしてあげていませんでした。そもそも相手が悪いと思っていたので、何かしてあげようと考える思考になっていませんでした。

4人の退職相談を通して気づいたこと

この経験を通して、マネジメントで大切だと感じる2つの要素に気づきました。*まだしっかり言語化はできないていないですが。。

①悩みを整理する壁打ち役になるほうが良い
②100%自責で考えて接するほうが良い

何故①が大切だと思ったか。

僕はメンバーに対して寄り添うことを意識していたが、振り返ってみると僕がしていたのは、誘導でした。僕は、自分のためにメンバーが退職しないように誘導しようとしていたことに気が付きました。本来寄り添うってことは、相手を理解して、その人にとって何がベストなのかを考えてあげることなので、自分が意図するところに人を導いてはいけないのです。

今回に関しては、悩みが多いメンバーがいたので、その悩みを整理してあげて行動を起こさせることが僕の最大の役割だったと思います。その結果退職するのであれば、それはその人が選んだ選択肢なので、それも喜べる人になるべき。

*またどこかで、悩みの整理の仕方については記事として投稿します。

何故②が大切だと思ったか。

この記事を読んでいただいた方はわかると思うのですが、他責にしたとたん僕は思考を止めていましたよね。この思考を止めてしまったことがダメだと思ったからです。もし100%自責で考えることができていたら、もっと何かしてあげることができたと思います。

でも皆さん、100%自責で考えるのって難しいと思いませんか?そもそも相手にも問題があるとおもうし、全部自分のせいだと思うと精神的に病んでしまいますよね。

ただ、100%自責にした時のデメリット・メリットって何があると思います?物事ってこの二択で考えるとシンプルになるとおもいます。

メリット

・できる方法を考えるようになる
・次からの行動が変わる
・自分の経験値も増える

デメリット

・気持ち的になんか嫌だ
・イライラする

ちょっと考えてみると、明らかにメリットのほうが多いです。デメリットに関しては自分の気持ちの問題なので、少し我慢すれば自分の成長につながります。正直いろんな考えを持った人が存在するので、自分の思い通りに進めるなんて不可能なので、マネジメントに関しても自責で考えて自分の器を広げるほうが良いんです。

最後に

この題名でもある「仕事を辞めたいメンバーに何を伝えるべき?」について僕なりの考えをまとめます。

結論から言うと、こちらから伝えることはないです

退職面談ですべきことはメンバーの悩みを減らし、最高の意思決定ができるように話を聞いてあげるだけだと思います。自分に問題があったとしたなら受け入れて、メンバーと一緒に改善していくだけです。

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