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仕事を辞めたいメンバーに何を伝えるべき?Part_1

この記事に興味を持っていただき、ありがとうございます。今回は、「退職したいと思います。」と相談してきたメンバーに対して、僕がどんな行動をとっていたかをお伝えしたいと思います。

*これは成功法を伝える記事ではなく、実体験の話になります。

本題に入ります。

3つの退職理由

僕がマネージャーを務めてから4名の方が、退職相談をしてくれました。その退職理由を大きく分けると

①【仕事内容】_自分のやりたい仕事ができていない
②【成長】キャリアアップが見えない&成長ができない
③【職場環境】ヒト・もの・カネへの不満

といったような内容で退職の相談を受けました。結果だけお伝えすると、4人中3人は退職し、1名は退職せずにすみました。

①タイプの対応方法

①のタイプには、2つの質問をしました。

「あなたのやりたい仕事は何ですか?」
「それをすることによって会社にどのような貢献ができますか?」

1つ目の質問の意図はシンプルに、その人が何をしたいのか?また、その仕事を通してどのようなキャリアを目指しているのかを知るためです。僕の基本スタンスとしては、極力メンバーには辞めてもらいたくないので、できるだけ選択肢を与えるようにしています。*特にこの時期はメンバーも少なかったので、辞められるときつかったです・・

2つ目の質問の意図は、「自分のやりたいこと=会社がやるべきこと」がリンクしているのかを確認したかったからです。僕が考えるに、会社の中で働くのであれば、少なくとも会社の成長と自分の成長がリンクする仕事を行い、成果を出すことがお互いにとっていい関係だとおもっています。

今回のケースは、僕が提示した選択肢の中にメンバーがやりたいことが一致するものがあったため、退職せずにすみました。ちなみに、これが初めての退職相談で、割と関係が悪化せずにスムーズに進みました。そのため、少し自信がついた気持ちになっていました。

相手に寄り添って選択肢を与える=退職せずに済む

と考えるようにもなりました。

②タイプの対応方法

②のタイプは2名いて、両者に大きく分けて2つの質問をしました。

「どのようなキャリアビジョンを描いていますか?」
「成長が感じられない要因はなんですか?」

*ちなみに、僕が働いている会社は、目標設定を1年に2回行います。その際に、将来のビジョンを決め、そのために何をしていくのかを上司とすり合わせながら決めていきます。

1つ目の意図としては、当初描いたビジョンが変わっていないか確認するためです。ビジョンが変わっていれば、それに対するアプローチの仕方も変わってくるので、行動を変えていないとキャリアアップもしにくい。まずは、どこに問題があるのかを特定していきます。

2つ目の意図としては、成長を妨げる要因を取り除こうと思ったからです。僕から見るとこのメンバーは多くのことを経験していたので、なぜ成長が感じられていないのか不思議でした。なので、何を成長と感じ、それを阻害しているものが何なのかを洗い出したかったからです。

今回も極力辞めない方向にもっていくために阻害する要素を取り除いたり、そのメンバーに選択肢を与え、理想の状態を提供しようと思いました。

しかし、2名とも最終的には退職する形になりました。短期間で2名退職するかたちになったので、かなり精神的に落ち込んでしまいました。自責で考ええ、「もっと何をしてあげるべきだったのか?」「自分のマネジメントに問題はなかったのか?」などいろいろと考え込んでしまいました。そのため、なかなか前進することができなかったので、一旦

何が問題で退職するのかわかない。これで退職するなら仕方ない。

と他責で考えるようにしました。しかし、他責で考えるようになった結果、最終的には「自分のマネジメントには問題がなかった」と思うようになってしまいました。

本日はここまでで、この続きはPart_2として後日投稿します。

寄り添うことを意識して話をしたことは間違いだったのか?
他責で考えるようになってしまった僕はこの後③タイプに対してどんな対応をしてしまうのか?

を楽しみにまた読んでいただけると幸いです。

読んでいただきありがとうございました。

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