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8月22日、1日 clubhouse 「写楽を愉しむ」

何故写楽は誰?となるの??

「写楽」は誰か?
という論争がありました。一応は決着をみた、とされています。
そもそも、何故、「写楽」は誰か?

と言う論争が起きるのか?

そこに大きなヒントが隠されています。

なぜ、「写楽」は誰か?
という論争が起きるのか?

それは、そう企画されたから。
と言う答えではないでしょうか?

当時から、「写楽」謎の存在と言われていました。
そもそもそれ自体がおかしい。
謎の存在としたかったから謎だったのですね。

謎の存在にする理由があった。
だから謎だったのですね^^

写楽はだあれ?

名プロデューサー 蔦屋重三郎プロデュースの元
阿波藩 能楽師 斎藤十郎兵衛



作画期間

約10か月


作品数

144点あまり


分類わけ

4期に分類される

作画期によって4期に分類されています。
日本絵画史の研究者たちによると1期の大首絵が一番芸術性が高い、と言われるのが一般的。ですが演劇研究者によると2期以降の作品の方が演劇そのものの味わいがあり素晴らしいものだとか。

感じ方がは人それぞれ。
ご自分の感じ方、見方ではいかがでしょうか?
自分の好みを見つけてくださいね!


観方。

写楽の作品の多くは江戸歌舞伎の登場人物の役者絵です。
江戸歌舞伎のストーリーがわかるとさらに写楽作品が楽しめます!
ストーリーを理解して役者絵を楽しみましょう。

1期

「花菖蒲文禄曾我」(はなあやめぶんろくそが)
有名な実話(亀山の仇討)に由来する敵討ちの話

(あらすじ)
逆恨みされ闇討ちにされた上、秘伝の巻物を奪われた石井兵衛。
奪ったのは藤川水右衛門。
父、兵衛を殺された石井源蔵は新婦・千束とともに敵討ちを誓う。
水右衛門の父杉山卜全は石井源蔵によって殺される。
石井源蔵は妻千束、家臣、田辺文蔵とともに水右衛門を討とうとするが返り討ちにあい、妻とともに殺されてしまう。文蔵も太ももを切られてしまい、足が不自由になってしまい、貧しい生活になり借金を重ねた。

金貸しの石部の金吉に返済を迫られた文蔵は娘・おみつの身売りを決心する。

祇園の茶屋では、偶然、居合わせた亀山城主桃井家の家老・大岸蔵人が身を隠していた水右衛門の正体を見破る。最後に蔵人の尽力で源蔵の弟たち(源之丞と半次郎)による敵討ちが実現して幕を閉じる。


        奴袖助 これが初めての作???

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        藤川水右衛門

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        石井源蔵

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白人おなよと蟹坂藤馬

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        祇園の娼妓・おなよ

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        大岸蔵人

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田辺文蔵妻おしづ

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        田辺文蔵

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金貸石部金吉

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        蔵人妻やどり木と越元若草

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       蔵人妻やどり木

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恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)

近松の浄瑠璃お家物風アレンジした作品


(あらすじ)
由留木(ゆるぎ)家の家臣・伊達の与作は奴(若い従者)一平に、
主家の若殿が芸妓を身受けするための300両を預けていた。
同家の家臣・鷲塚八平次に頼まれた悪党の江戸兵衛の一味は、奴一平を襲いこの大金を奪う。
一平の不始末は与作の不始末。腰元・重の井との不義密通が発覚して、与作は由留木家から追放される。その後、与作は馬子(まご)として働く。

腰元・重の井は主家の能指南役・竹村定之進の娘。定之進、命をかけて不義を謝罪。重の井は許されめのと(乳母)として奉公する様になる。

由留木家老・鷺坂左内じは鷲塚八平次のことを不審に思い問い詰め、襲われた奴一平の件を問い詰められ悪事が露見。正義の裁きが下される。

その後歳月が流れ、由留木家のめのととして働いていた重の井は馬子として働く実の子三吉と偶然対面する。立場上、母と名乗ることも出来ず、わが子の姿をじっと見つめるだけだった。重の井の苦しい胸のうちが涙を誘う。

         奴一平

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江戸兵衛

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         与作

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        鷲坂左内

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        鷲塚八平次


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        市川蝦蔵の竹村定之進

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        一平姉おさん

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        重の井

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「義経千本桜」切狂言として

川連法眼と鬼佐渡坊

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「適討乗合話」(かたきうちのりやいばなし)
二つの敵討ちの話をミックスして一つの物語にした。
写楽は宮ぎの・しのぶ姉妹の話のみ題材にした。

(あらすじ)
固瀬村の浪人・松下造酒之進に招かれた志賀大七は、居合わせた大原長満を殺害し造酒之進も殺害。造酒之進の娘宮ぎのと貧しさのために廓に売られた妹・しのぶは、敵討ちを誓う。

佐々木岸柳(がんりゅう)は信田左衛門を闇討ちにする。左衛門の子・次郎光行は偶然通りかかり岸柳の存在を知る。

最後、新吉原舞鶴や伝三の仮宅の場。志賀大七と佐々木岸柳はこの仮宅で遊んでいる。宮ぎのとしのぶ姉妹には肴屋五郎兵衛が、次郎光行にはたばこや清兵衛女房おりかがしらせ、それぞれの遺族が本懐をとげる。

志賀大七

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松下造酒之進

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      駕籠かき鶯の次郎作

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      造酒之進娘宮ぎの

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    けわひ坂の少将実は松下造酒之進妹娘しのぶ

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      山谷の肴屋五郎兵衛

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ぼうだら長左衛門と舟宿かな川屋の権

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8月22日 はココから

第二期 

都座口上図

ここから2期が始まります~。
今までの大首絵と違って、全身図ですよ、という
宣言らしい。

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「けいせい三本傘」

ストーリー

室町時代を舞台にした東山家のお家騒動の物語。

時の将軍・東山義晴公の時代。
不破伴左衛門は謀反を企て、
義晴公と弟義尚公を追放する。
この時、義晴公に使える高官・名護屋三左衛門(名古屋山三の父)
不破伴左衛門の息子(不破伴作)、伴左衛門の妻(関の戸)も始末してしまう。

名護屋山三家臣・土佐の又平
不破伴左衛門の家臣・浮世又平が陰謀の証拠となる「扇」をめぐり争う。
写楽は偶然その場に居合わせた百姓(深草の次郎作)も描いている。

父とともに東山義晴公に仕えていた名護屋山三も東山家を追われ、
寺子屋を開いて生計を立てていた。
そこへ、東山義尚公の愛人・けいせい遠山若君を連れて現れる。
山三は自宅に義晴公の子・義若丸をかくまう。

適方が自宅を訪ねてきたとき、山三義若丸の代わりに自分の子を差し出し、その場を切り抜ける。

山三には、相思相愛のけいせい葛城と言う相手がいた。

謀反を成功させて不破伴左衛門けいせい葛城に目をつけ横恋慕する。
島原の遊郭で出会った不破伴左衛門山三は刀の鞘が当たったことがきっかけで争いになり、葛城が仲裁に入る。これが「恋のさや当て」を派生させた。

その後、
義晴公の子・義若丸を狙う子育ての観音坊
伴左衛門が捕まえ、縛り上げるが、やがてすべてが暴かれる。

伴左衛門は失脚。
東山義晴公義尚公ともに戻り、山三も帰参。
めでたしめでたし^^

不破伴左衛門重勝

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不破の下部浮世又平

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名護屋の下部土佐の又平

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百姓深草の次郎作

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猪熊門兵衛

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物草太郎臂員(ひじかず)

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不破の下部浮世又平と名護屋の下部土佐の又平

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名護屋山三元春とけいせい葛城

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不破の伴左衛門重勝と子そだての観音坊

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「二本松陸奥生長」

ストーリー
前半は二本松の敵討ち
後半はお半・長右衛門の心中もの。
二つの違う物語を一つの演目として上演した。


川島治部五郎

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片岡幸左衛門

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らんみゃくの吉

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「神霊矢口渡」(しんれいやぐちのわたし)

南瀬六郎宗澄(六部姿)

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馬士(まご)ねぼけの長蔵

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「四方錦故郷旅路」(よものにしきこきょうのたびじ)

中居おつゆ

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丹波屋八右衛門

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亀谷忠兵衛と新町のけいせい梅川

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大和のやぼ大じん実は新口村孫右衛門(にのくちむらまぼえもん)と新町(しんまち)けいせい梅川

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第三期

「男山御江戸盤石」(おとこやまおえどのばんじゃく)

さざ浪辰五郎女房おひで実は安倍貞任(さだとう)妹てりは

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「松貞婦女楠」(まつはみさおおんなくすのき)

鎌倉稲村が崎の娘おとま(順礼姿)

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「閏うと子名和歌誉」(うるおうとしめいかのほまれ)

秦の大膳武虎女房いほはた

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大和万歳実は白拍子久かた

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孔雀三郎なり平

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大伴の黒主

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小野の小町

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孔雀三郎なり平(紀伊国屋吶子(とっし))

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百姓つじ蔵実は惟喬(これたか)親王(堺屋秀鶴さかいやしゅうかく)

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「男山御江戸盤石」

日本廻国(かいこく)の修行者良山

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八幡太郎源義家実はさざ浪辰五郎

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さざ浪辰五郎女房おひで実は安倍貞任(さだとう)妹てりは(近江屋錦車)

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八幡太郎源義家(橘屋中車)

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荒川太郎武貞(成田屋三舛)

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中居えび蔵おかね実は貞任女房岩手(天王寺屋里虹)

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「花都廓縄張」(はなのみやこくるわのなわばり)

奴くが平(大和屋是業ぜぎょう)

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中居おはま実は稲葉六郎太夫女房(浜村屋路考)

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第四期

「江戸砂子慶曾我」(えどすなごきれいそが)

工藤左衛門(すけつね)

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曾我十郎祐成

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曾我五郎時致(ときむね)

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千島の家中薩摩源五兵衛(げんごべえ)

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「再かけかついろ曾我」(にどのかけかついろそが)

<追善絵>

二代中島三甫右衛門(みほえもん)と中村富十郎

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二代目市川門之助

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<相撲絵>

大童山文五の碁盤上げ

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<武者絵>





写楽肉筆扇面絵

8月1日に終了

老人図


役者絵=ブロマイドだから、、、

三代目大谷鬼次

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初代中山富三郎(ぐにゃとみ)

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三代目沢村宗十郎

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三代目瀬川菊之丞

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市川蝦蔵

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出典:colbase、個人蔵、


8月22日 サービスショット

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