本の記憶#3 窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子著
小学生のとき、放課後は学童保育クラブに通っていました。
あるとき、ハンバーグをつくることになりました。
僕は、何かに取り憑かれたように、タマネギのみじん切りを果てしなく小さく切り刻み、キャベツの千切りを果てしなく細く切りました。
すごく時間がかかったのですが、学童の先生は、とがめることなく、僕が納得して作業を終えるまで、辛抱強く見守ってくれました。
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中学生のとき、一時期の数学の授業はほとんど聞いていませんでした。
教科書の隅っこに、円周率が何桁も載って