マッチングアプリ備忘録㋐〜無味無臭、時々あまい彼②〜
前回からの続きです。
前回の記事はこちら。
年始早々のアポイントメント
帰省して地元の友達と飲んでいるときに恋愛の話になり、Tくんのことを話した。会いたいな〜〜とか言っていたら、「じゃあ今連絡しちゃいなよ」と唆される。お酒の力もあり勢いでTくんに連絡してみた。
『明日何してる?』
この連絡がきっかけで明日の夜また会うことに。わたしは嬉しくてウキウキしながら一人暮らしの家に帰って来た。帰り道浮かれ過ぎて携帯をなくしたりもしたが、それほど落ち込まなかった(最終的に見つかった)。
何かの流れで、今日は泊まっていくよね?みたいな話になり、そうさせてもらうと伝えた。そう答えたからには手を出されても仕方ないと思いながら。お互い翌日から仕事始めだったし、その方がありがたかったのもある。
Tくんの部屋は健全の象徴?
Tくんの最寄りに着いて、ご飯を食べようということになり回転寿司に行った。お腹が空いていなくてあまり食べられなかった。その後コンビニでアイスを買い、Tくんの部屋へ。Tくんはコンビニで普通にご飯を買っていた。
部屋についてからアイスを食べながらまたテレビを見たりして、時間も遅くなったのでお互いシャワーを浴びた。寝巻きを借りて2人でベッドに入った。Tくんの部屋のベッドはダブルくらいの大きさで、とても広かった。ただ、掛布団がシングルサイズだったから結局身を寄せて寝るほかなかった。
ベッドに入ったはいいものの、お互い寝れなかった。かといってそういう雰囲気になるわけでもなく。単純に兄弟みたいなじゃれあい(布団を取り合ったりとかベッドから落としたりとか)をしていた。
最終的にはTくんの腕枕的な体勢になって2人で怖い話の動画を見ているうちに寝てしまっていた。
仕事始めの朝
翌朝、わたしが目を覚ますとTくんはいなかった。しばらくしてシャワーを終えたTくんが部屋に入って来ておはようと言った。わたしはベッドで布団にくるまりながら髪を乾かすTくんを見ていた。結婚したらこういう感じなのかな、とぼんやり先走ったりして。
Tくんが先に家を出て、わたしは午後からの出勤だったので厚意に甘えて仕事までTくんの部屋でゆっくりさせてもらった。なぜかすごくお腹が減っていたのでコンビニでご飯とアイスを2つ買ってTくんの部屋で食べた。アイス2つはお礼としてTくんの冷凍庫に置いて帰宅した。
その日の夜、アイスに気づいたTくんからメッセージが来て、「またいつでも来ていいよ」と言われた。
この時点でわたしは完全に落ちていたと思う。
(次で最後の予定です)
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